テキサス州ラウンドロック発（2022年1月19日）：

デル・テクノロジーズは、アプリケーションおよびデータの配置場所に関係なく、一貫して安定した利用体験の提供を実現する一連のマルチクラウド機能を発表しました。さらに、開発・運用（DevOps）のサポートも拡張し、デル・テクノロジーズのインフラストラクチャーのセキュリティー、サポート、予測可能なコストを組み合わせ、適切なクラウド環境の選択を支援する新しいソリューションとリソースの提供も開始しました。

デル・テクノロジーズのインフラストラクチャー ソリューション グループ担当プレジデント、ジェフ ブードロー（Jeff Boudreau）は、次のように述べています。

「複数のオンプレミス環境、コロケーション データセンター、パブリック クラウド、エッジ環境へのデータの分散化がますます進み、今日のマルチクラウドの現実は複雑化しています。デル・テクノロジーズは、業界で最も幅広いテクノロジー ポートフォリオ、一貫したツール、体験を構築するオープンなエコシステム、また業界をリードするデータ ストレージ機能、サービス、サプライチェーンを有し、お客様のマルチクラウド戦略の最適な管理と推進を支援できる、他社にはない独自の地位を確立しています」。

デル・テクノロジーズの委託でForrester Consulting社が実施した最新の調査によると、マルチクラウド アプローチをすでに採用している、または今後12カ月以内に採用する予定であるとした組織は、全体の83%に上ります。デル・テクノロジーズの新しいサービスによって、お客様は、複数のクラウド プラットフォームにわたりデータを格納、管理、保護することが可能になります。また、APEXサービスを通じて任意の場所でパブリック クラウド プラットフォームのシンプルさと俊敏性を最大活用し、デフォルトではなくデザインによるマルチクラウドを実現できます。

SMC社のIT担当グローバル バイスプレジデント、Michael Loggins氏は次のように述べています。

「世界80カ国以上に拠点を有するグローバル組織である当社にとって、70万を超える製品バリエーションのデータへのアクセスを確立することは、お客様がどこにいるのかに関係なくコミュニケーションを取る上で不可欠な要素です。当社の戦略の中心は、パブリック クラウド上のデータと当社が利用している従来型のデータセンターをつなぎ、エッジを最大活用するところにあります。デル・テクノロジーズは、このような戦略に対して、データの置かれている場所に関係なく、すべてを管理およびコントロールするための大きな一歩をもたらしてくれました」。

マルチクラウド環境全体を通じたデータ アクセスを簡素化する「APEX Multi-Cloud Data Services」

「APEX Multi-Cloud Data Services」は、一元化したデータ ソースから主要なすべてのパブリック クラウドへの同時アクセスを実現するためのファイル、ブロック、オブジェクト、データ保護サービスを提供します。「APEX Multi-Cloud Data Services」は、「APEX Console」と統合されており、お客様は、ストレージおよびデータ保護を希望するパブリック クラウドやサービスと簡単に接続できるようになります。これにより、パブリック クラウド プロバイダーによるロックインや無駄な手数料とコスト、またクラウド間のデータ移動に伴うリスクを回避できます。

簡素化したセキュアなクラウド データ保護を提供する「APEX Backup Services」

複数のクラウドにデータが分散し、その保護がますます難しくなってきている中、従来から提供している「Dell EMC PowerProtect Backup Service」をAPEXファミリーに統合した「APEX Backup Services」は、一元化した監視および管理環境とともに卓越した拡張性とセキュリティーを備えたエンド ツー エンドのデータ保護を、SaaSアプリケーション、エンドポイント、ハイブリッド ワークロードに提供します。これらのSaaSベースのサービスは数分レベルで導入できるだけでなく、ワークロードの増大に合わせてオンデマンドにスケールアップして保護することができます。また、攻撃の即時検出、迅速な対応、高速なリカバリーを実現する優れた回復性（レジリエンス）を備えたセキュリティー機能が、サイバー攻撃からの保護を実現します。

複数のパブリック クラウドを網羅するシームレスなストレージを提供する「Project Alpine」

デル・テクノロジーズは、パブリック クラウドで9 EB（エクサバイト）近い膨大な量のお客様データを保護しているデータ保護クラウド ソリューションを基盤に、「Project Alpine」によってストレージ ポートフォリオを拡張しました。これによって、デル・テクノロジーズは主要なブロックおよびファイル ストレージ プラットフォームのソフトウェアIPを主要パブリック クラウドにもたらします。お客様は、既存のクラウド クレジットを使ってストレージ ソフトウェアをマネージド サービスとして購入することで、オンプレミスからパブリック クラウドへの一貫したストレージ体験のメリットを活用しながら、複数のクラウド間で簡単にデータを共有することが可能になります。

クラウド エコシステムの生産性を促進する新しいDevOps対応プラットフォームおよび一新した開発者ポータル

デル・テクノロジーズは、Amazon、Microsoft、Google、IBM/Red Hat、VMwareをはじめとする主要クラウド ベンダーとのパートナーシップを基盤に、幅広いDevOps対応プラットフォームを提供することで、以下を含むKubernetesのサポートを強化しました。

• Amazon EKS Anywhere on PowerFlex/PowerStore — お客様は、複数のパブリック クラウドやオンプレミス クラウドにわたって、Kubernetesオーケストレーションを実行できます。
• SUSE Rancher on VxRail — マルチ クラスター、マルチ クラウドKubernetes管理を提供するとともに、お客様が任意のクラウド オーケストレーション プラットフォームを選ぶことができる高い柔軟性を提供します。

また、「Dell Technologies Developerポータル」を拡張し、コードとしてのインフラストラクチャー提供に取り組んでいるアプリケーション開発者およびDevOpsチームにワンストップ ショップを提供します。このポータルは、最新のDell API、SDK（ソフトウェア開発キット）、モジュール、プラグインへの継続的なアクセスを提供します。

デル・テクノロジーズが、APEXソリューションの提供対象国を拡大

『Dell Technologies World 2021』で発表したように、欧州およびアジアで「APEX Data Storage Services」を利用できる国が13カ国に増え、これまで以上に多くの組織が、デル・テクノロジーズの管理するサービスとしてのエンタープライズ ストレージ（Enterprise Storage as-a-Service）を利用できるようになりました。また、米国、英国、フランス、ドイツ、豪州では、Equinixを通じてコロケーション サービスとともに利用できます。これにより、データセンターの管理が不要になり、クラウドへの接続環境を確立できるだけでなく、請求もデル・テクノロジーズに一本化して簡素化することができます。

『VMworld』で発表した「APEX Cloud Services with VMware Cloud」は、現在、米国、英国、フランス、ドイツで提供しています。これらのサービスが提供するセキュアで一貫したデル・テクノロジーズ管理のプラットフォームによって、複数のクラウドおよびエッジ環境全体を通じてワークロードを移行させることができます。

価格と提供について

• 「APEX Multi-Cloud Services」は、当四半期に米国、英国、ドイツ、豪州で利用することができます。
• 「APEX Backup Services」は、すでに提供開始しています。
• 「APEX Data Storage Services」は、米国、英国、フランス、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、豪州、ニュージーランド、スペイン、イタリア、スウェーデン、フィンランド、アイルランド、インド、シンガポールですでに提供開始しています。

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当資料は、2022年1月19日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国リリース原文： https://corporate.delltechnologies.com/en-us/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2022~01~20220119-dell-technologies-speeds-journey-to-multi-cloud-with-portfolio-expansion.htm#/filter-on/Country:en-us

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