モバイルワークの快適さと強固なセキュリティを確保
前回採用したデルのノートPCはあくまでも技術者による社内での携行使用を前提にしたものであり、それに対して、今回採用したDell Latitude 7430 2-in-1は、技術者による社外でのモバイルワークを前提にしたものであるという。その機種選びを進める中で、社外における設備工事の現場や保守の現場で働く技術者から、現場での使用を想定するなら、一般的なノートPCよりもタッチパネルを採用したタブレットの方が利便性は高いとの声が挙がった。そうした現場のニーズを取り入れたことが、Latitude 7430 2-in-1の選定につながったと齊藤氏は明かす。
「タブレットであれば工事や保守の現場で作業をしながら、タッチ操作でCAD図面を呼び出したり、参照したり、資料を編集したりが簡単に行えます。とはいえ、机上でCAD図面を書いたり、多くのデータを入力したり、ソフトウェア開発の作業を行ったりするのには一般的なノートPCの使い方が適しています。また、技術者の全員がタブレットを必要としているわけでもありません。そこで、2-in-1タイプのノートPCを選ぶことにし、処理性能としてCADソフトウェアの使用や将来的なWindows11への移行に十分対応できるハイスペックのLatitude 7430 2-in-1を採用しました」(齊藤氏)
一方、Latitude 7430 2-in-1を選定したJR東日本メカトロニクスでは、そのセキュリティ強度を高めるためにPC画面の「のぞき見」を防止する対策を相応の手間とコストをかけて追加で実施しようと考えていた。ただ、Dell Latitude 7430 2-in-1をはじめとするデルのノートPCには「のぞき見検知※1」や「ルックアウェイ検知※2」などを実現する「IntelligentPrivacy」の機能が標準で備わっている。そのため、同社では手間とコストをかけることなく、のぞき見防止の対策ができた。
「技術者がPCで扱う情報は機密性が高く、社外でのノートPCの使用時に第三者に画面をのぞき見されるリスクは徹底して回避したいと考えていました。そのため、Intelligent Privacyによって、のぞき見防止の仕組みを手間とコストをかけずに実現できたことは本当に助かりましたし、デルのノートPCを採用して正解だったと改めて感じました」(田口氏)
※1 Intelligent Privacyのぞき見検知機能︓第三者がPC画面をじっと見つめているときに、ユーザーにそれを知らせ、画面を暗くする、ないしは、ぼかしを入れる機能
※2 Intelligent Privacyルックアウェイ検知機能︓ユーザーの視線がPC画面以外に向いていることを自動的に認識し、画面を暗くする機能
Intelligent Privacyは、デルのビジネスPCに標準搭載されているDell Optimizerの機能のひとつです。Dell OptimizerはAIがユーザーのPCの使い方を学習してパフォーマンスを向上させるソフトウェアです。Dell Optimizerの詳細はこちらからご覧ください。