2016年11月16日
デル株式会社
EMCジャパン株式会社
デルとEMCジャパン、モダンデータセンター向けの
ソフトウェア デファインド型クラウド対応データ保護ソリューション群を提供開始
「Dell PowerEdge」で、バックアップ専用アプライアンス「Data Domain」を
ソフトウェアとして利用可能に
ニュースの概要
- 新しいソフトウェア デファインド型の保護ストレージ「Dell Data Domain」の拡張性が6倍に強化され、「Dell PowerEdge」サーバのサポートを実現
- ネイティブなクラウド ティアリングや高度なマルチテナンシー機能によって、運用コストの削減とIT部門の生産性向上を実現
2016年11月16日、東京発:
デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、以下デル、URL:http://www.dell.co.jp/ )と、EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大塚 俊彦、URL:http://japan.emc.com/ )は、市場をリードするデータ保護ソフトウェアとサーバのポートフォリオを基盤に、モダンデータセンター向けにソフトウェア デファインド型でクラウドに対応したデータ保護を実現するための製品とサービスを強化し提供開始したことを発表しました。
組織の規模に関係なく、ITトランスフォーメーション(変革)を目指しているすべての企業にとって、最初のステップになるのはデータセンターをモダナイズ(最新鋭化)することです。モダンアーキテクチャでは、ソフトウェア デファインドでクラウド対応したテクノロジーを活用することが重要です。デルとEMCジャパンは、両社のデータ保護ポートフォリオをクラウド対応させるとともに、バックアップ専用アプライアンス「Dell Data Domain(データドメイン)」をソフトウェア デファインド型にすることで、「Dell PowerEdge(パワーエッジ)」で「Data Domain」を実行することが可能になりました。
「Data Domain Virtual Edition 3.0」
デルとEMCジャパンは、「Data Domain Virtual Edition(DD VE) 3.0」を本日より提供開始します。「DD VE 3.0」は、どこでも必要な場所で、No.1バックアップ専用アプライアンスを経済的なソフトウェア デファインド ソリューションとして提供します。また「DD VE 3.0」は、「PowerEdge 13G」サーバと「DD VE」ソフトウェアの特長を合わせた、事前検証およびテスト済みでフルサポートされているリファレンス アーキテクチャも提供します。「DD VE」は「Dell VxRail(ヴィエックスレイル)」アプライアンスもサポートしているので、企業はハイパーコンバージド環境にソフトウェア デファインド保護ストレージを展開することができます。
「DD VE 3.0」では拡張性が6倍に強化されていて、単一インスタンスで最大96TB(テラバイト)を保護できます。また、ハイパーバイザー サポートを拡張し、VMware vSphereとMicrosoft Hyper-Vの両方で仮想マシンとして実行することが可能になりました。企業は「DD VE」の「Data Domain Cloud Tier」機能を利用することで、「Dell Elastic Cloud Storage(エラスティック クラウド ストレージ、ECS)」や「Virtustream Storage Cloud(ヴァーチャストリーム ストレージ クラウド)」など、パブリック、プライベート、ハイブリッドのクラウド環境で長期保管用データを保存することができます。「DD VE」のSecure Multi-Tenancy機能は、プライベート クラウドやサービス プロバイダ クラウドのBackup-as-a-Service(サービスとしてのバックアップ)展開に最適な環境を提供します。
価格と提供について
■価格:「Data Domain Virtual Edition 3.0」: 210,000円(税別)~(最小構成:1TB)
■提供開始時期: 「Data Domain Virtual Edition 3.0」は、本日から提供を開始いたします。
■提供について:デル、EMCジャパンおよびEMCジャパンのビジネスパートナーから提供します。
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■デル株式会社について
デルは世界市場トップレベルのシェアを誇るエンドツーエンドのソリューション・プロバイダー、Dell Inc.の日本法人です。 総合 IT ソリューション事業 – パソコン・モバイル端末から基幹システムやクラウドの導入支援、セキュリティサービスに至るまで包括的な IT ソリューションを提供。http://www.dell.co.jp/
■EMCジャパン株式会社について
EMCジャパンは、情報インフラの卓越したテクノロジーとソリューションの提供を通して、日本のお客様の情報インフラの課題解決をご支援し、あらゆる規模のお客様のビジネスの継続と成長、さらにビジネス価値の創造に貢献致します。http://japan.emc.com/
別添
デルとEMCジャパンは、クラウド環境に展開しているアプリケーションとデータ向けの2つの新しい保護ソリューションと、バックアップおよびアプリケーション管理者の両方がこのような保護環境を簡素化してコストを削減できるように構築した、一連のクラウド対応向けの機能強化を発表しました。
- Microsoft Azureで実行しているアプリケーションの保護: 5月に開催した『EMC World 2016』で発表したAmazon AWS向けの保護ソリューションに続き、「NetWorker with CloudBoost(ネットワーカー ウィズ クラウドブースト)」はMicrosoft Azureプラットフォームで実行しているアプリケーションも保護することが可能になり、同じソースサイドのデータ重複排除、圧縮、暗号化機能を通じて、クラウド環境で優れた効率性とセキュリティのバックアップを実現します。
- 「NetWorker 9.1」、「Avamar 7.4」のネイティブなクラウド ティアリング: 「NetWorker」または「Avamar(アバマー)」の管理コンソールを通じて「Data Domain Cloud Tier」をネイティブに管理することが可能になりました。これによって、オンプレミス環境のデータ保持ワークフローに使用しているものと同じユーザー インターフェイスで「Data Domain Cloud Tier」を使用して、長期的なデータ保持と移動のポリシーを定義、統制、管理することができます。
- アプリケーションのネイティブなクラウド ティアリング: 「Data Domain Boost for Enterprise Applications」によって、ITアプリケーション管理者は自社独自のアプリケーションのネイティブ インターフェイスまたはCLIコマンドを使用して、自分たちでクラウド バックアップを実行し、長期的に保持することができます。Oracle、SQL、SAP、SAP HANA、IBM DB2の各アプリケーションをサポートしています。
- 重複排除したデータをクラウド プラットフォームへ直接ネイティブにティアリング: 「Data Domain Cloud Tier」では、クラウド ゲートウェイや仮想アプライアンスの必要なしに、重複排除したデータをパブリック、プライベート、ハイブリッド クラウドへ直接ティアリングできます。また、クラウド オブジェクトストレージに格納されているすでに重複排除したデータに対して一意のデータのみがアップロードされるので、TCO(総所有コスト)をさらに削減することができます。
- 多様なクラウド プラットフォームへのセキュアなデータ ティアリング: 「Data Domain Cloud Tier」は、「Virtustream Storage Cloud」やオンプレミス オブジェクト ストレージ向けの「Dell ECS」、またサードパーティのパブリック クラウドをサポートしているとともに、クラウド環境のデータ セキュリティを確保するために「DD Encryption(エンクリプション)」および「DD Retention Lock(リテンション ロック)」を実装しています。
- 「Spanning Backup(スパニング バックアップ)」をグローバルに拡張: 世界中のオフィス ワーカーにとって、Microsoft Office 365とSalesforce.comは主要なクラウド ベースのビジネス アプリケーションになっています。「Spanning Backup for Office 365」は、データ主権に関するEUの規制へのコンプライアンスを簡素化し、クラウドベースのOffice 365データおよびSalesforceデータのバックアップとリカバリを実現するソリューションをEU域内の企業に提供します。欧州のすべての顧客データ ストレージと処理は、EU域内に置かれている新しい地域データセンターで管理されます。Dellの1社であるSpanningは、2017年中にEU以外の地域にもこれらのサービスを拡張する予定です。