2019年9月17日
デル株式会社
EMCジャパン株式会社
デル テクノロジーズ、新たにKubernetesのサポート開始と
ハイブリッド クラウド インフラストラクチャー オプションの提供を発表
DellとVMwareのインテグレーションにより、クラウド ネイティブ アプリケーションをサポートし、一貫性のあるハイブリッド クラウド インフラストラクチャーの幅広い選択肢を提供
ニュースの概要
- 「Dell Technologies Cloudプラットフォーム」が「VMware PKS」のサポート開始 - 現在使用中のアプリケーションと同時に、本番環境のクリティカルなワークロードをサポートするKubernetesを展開、実行、管理することが可能
- 「Dell Technologies Cloud Validated Designs」を提供開始 -Dellのサーバー、ストレージ、ネットワーキングで「Dell Technologies Cloud」環境を構築し、幅広い多様なニーズを満たすことが可能
- 「Dell Technologies Cloud Data Center-as-a-Service」を「VMware Cloud on Dell」として提供開始
- 「Dell Technologies Cloud プラットフォーム」を従量制の柔軟なコンサンプション(消費)モデル(*1)で提供開始
2019年9月17日
デル テクノロジーズの日本における事業を展開する二社である、デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、URL:http://www.dell.co.jp/ )と、EMCジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、URL:https://www.dellemc.com/ja-jp/ ):代表取締役社長:大塚 俊彦(以下、デル テクノロジーズ)は、「Dell Technologies Cloud」に対する数多くの機能強化と新しいオプションを発表しました。これらの機能とオプションは、既存のアプリケーションとクラウド ネイティブ環境の両方を通じて高い価値を提供します。
アナリスト企業ESG社の最新調査によると、ハイブリッド クラウド戦略を策定している企業の半数以上が、ハイブリッド クラウド環境で最も重要な要素として、既存のオンプレミス インフラストラクチャーとのシームレスな相互運用性を挙げています(*2)。クラウド インフラストラクチャーにおけるNo.1プロバイダー(*3)が提供する「Dell Technologies Cloud」は、VMwareのクラウド ソフトウェアとDellのインフラストラクチャーの力を合わせることで、プライベート クラウド、パブリック クラウド、エッジのすべてを通じて一貫性のあるインフラストラクチャーとオペレーションを提供し、クラウドの複雑さを排除します。
「Dell Technologies Cloudプラットフォーム」がKubernetesのサポートを開始
多くの企業が、既存の仮想化アプリケーションを実行しながらクラウドネイティブ アプリケーションの開発を加速させていますが、これらの企業が両方の環境の最適なバランスを取ることができるように「Dell Technologies Cloud」は、「VMware PKS on Dell VxRail」の自動デプロイを実現するとともに、Kubernetesとコンテナの統合サポートの提供を開始しました。これによって、柔軟でセキュアなクラウド ネイティブのアプローチをより迅速に実行することが可能になります。また、既存環境のワークロードとクラウド ネイティブ環境のワークロードの両方をサポートする一貫性のある単一のプラットフォームを提供し、複数クラスターのライフサイクル全体を通じた管理、強化したオートメーション、パフォーマンス、セキュリティーによって、展開とオペレーションを合理化します。
「Dell Technologies Cloud Validated Designs」の提供を開始
新しい「Dell Technologies Cloud Validated Designs」は、ハイブリッド クラウド環境を構築している企業に、さらなるインフラストラクチャー オプションを提供します。「Validated Designs」は、Dellが提供するベスト オブ ブリードのコンピュート、ストレージ、ネットワーキングを使った展開ガイダンスとともに事前テスト済みのインフラストラクチャーで構成され、「VMware Cloud Foundation」で検証済みです。企業は、ストレージとコンピュートを独立してスケールアップすることでワークロードに対する多様なニーズに応え、インフラストラクチャー集中型のアプリケーションを最も効率的にサポートすることが可能になります。新しい「Validated Designs」は現在提供中で、内容は次のとおりです。
- 「Dell Technologies Cloud Validated Designs for Dell PowerMax」および「Dell Unityストレージ」 - Dellのストレージは、ワークロード ドメイン内のプライマリー ストレージで、NFS(Network File System)プロトコルに加えて、Fibre Channelについても「VMware Cloud Foundation」により最初に検証されています。ユーザー企業にとって、独立した容量や統合データ保護をはじめとする高度な機能など、外部ストレージ固有の要件があるワークロードについて展開時の柔軟性が高まります。
- 「Dell Technologies Cloud Validated Designs for Dell PowerEdge MX servers」 - 「VMware Cloud Foundation」の相互運用性により、管理者は「PowerEdge MX」サーバーおよび「OpenManage Enterprise – Modular Edition」によってリソースの活用を最大化し、ストレージの動的なプロビジョニングを行うとともに、必要に応じてワークロードを個々のドライブに割り当てることが可能になります。
「Dell Technologies Cloud Data Center-as-a-Service」を提供開始
『Dell Technologies World 2019』で発表されたフルマネージド サービス「Dell Technologies Cloud Data Center-as-a-Service」(「VMware Cloud on Dell」)が、米国のユーザー向けにリリースされました。これは、顧客データセンターを対象にしたVMwareの「Project Dimension」ソリューションとして初のリリースとなります。さらに、今回Dellが「VMware Cloud on Dell」にデータ保護機能を提供する優先パートナーとなったことで、ユーザー企業は、「VMware Cloud on Dell」を活用しながら、さらに主要なDell データ保護ソリューションのサポートを受けられるというメリットが得られます。
VMwareのクラウド ツールとDellのハイパーコンバージド インフラストラクチャー(HCI)「VxRail」の緊密なインテグレーションを背景に、このソリューションはパブリック クラウドのシンプルなオペレーションとサブスクリプション ベースの料金体系、またオンプレミス インフラストラクチャーのセキュリティー、コントロール、パフォーマンスのすべてを統合して提供します。
「Dell Technologies Cloudプラットフォーム」の柔軟なコンサンプション モデルと拡張したサービスが、ユーザー企業の成功を促進
Dell Financial Servicesの「Flex on Demand」によって、利用した分の料金を支払うだけの従量課金制で「Dell Technologies Cloudプラットフォーム」を導入することができます。これには融通性のある容量と、利用状況に合わせて増減を調整できる支払オプションが含まれています (*1) 。「Flex on Demand」によってバッファ容量は簡素化され、利用した容量分のみが課金対象となるので、デプロイしているすべての容量に料金を支払うことなく、パブリック クラウドのような俊敏性をオンプレミスで体験することができます。このアプローチには、新しいプロジェクトに必要なテクノロジー リソースのみに料金を支払うことで、より迅速にイノベーションを進められるという高い自由度があります。
また、新しい「ProConsult Migration Services for Dell Technologies Cloud」の成熟した高度で反復可能な移行フレームワークによって、「Dell Technologies Cloud」ソリューションのさまざまなメリットを短期間で引き出すことが可能になります。この実証済みのアプローチによって、クラウドへの移行をスピードアップさせながら、より優先度が高いイニシアチブに集中できるようになります。
「Dell Technologies Cloud」が、プライベート クラウドと主要なパブリック クラウドを網羅したハイブリッド クラウド環境で、一貫性のあるオペレーションを実現
「Dell Technologies Cloud」ソリューションは、幅広い多様なオプションを提供します。
- 「Dell Technologies Cloud プラットフォーム」 - 「Dell VxRail」ハイパーコンバージド システムと「VMware Cloud Foundation」の組み合わせが、一貫性のあるハイブリッド クラウドへの最も簡単な最短距離とともに、自動化したライフサイクル管理環境を提供します。
- 「Dell Technologies Cloud Validated Designs」 - 現在提供中で、「VMware Cloud Foundation」とDellのサーバー、ストレージ、ネットワーキングを統合して事前テスト済みのインフラストラクチャーとして展開ガイダンスとともに提供します。幅広いワークロードとユーザー ニーズに応えるオプションが用意されています。
- 「Dell Technologies Cloud Data Center-as-a-Service」 - 「VMware Cloud on Dell」として、オンプレミス データセンターおよびエッジ環境向けのフルマネージド ハイブリッド クラウド サービスを提供します。
- 「Dell Technologies Cloud Partner Clouds」 - 一貫したクラウド体験をパブリック クラウドにまで広げ、VMware Cloud on AWS、Azure VMware Solutions、また先頃発表されたVMware for Google Cloud Platform、IBM Cloud、さらに世界中の4,200を超えるVMware Cloud Provider Programプロバイダーをサポートします。
■提供開始時期
- 「Dell Technologies Cloudプラットフォーム」は、「VMware PKS on Cloud Foundation on Dell VxRail」とともに、2019年9月から提供開始。
- 「Dell Technologies Cloud Validated Designs」は、すでに提供開始済みで、「Dell PowerMax」および「Dell Unity XT」ストレージ、「Dell PowerEdge MX」サーバーをサポート。
- 「Dell Technologies Cloud Data Center-as-a-Service」は、「VMware Cloud on Dell」として米国で提供開始済み。「VMware Cloud on Dell」向けの「Dell Data Protection」もオプションとして提供。日本国内での提供に関しては計画中。
■提供について:デル、EMCジャパンおよび両社のビジネスパートナーから提供します。
*1 Dell Financial Services L.L.C. またはその関連企業もしくは指定者(「DFS」)が適格性の認められた顧客に提供する支払いソリューション。国によっては利用できない場合もしくは内容が変わる場合があります。利用可能な場合でも、ソリューションの内容は通知なく変更される場合があります。また製品の可用性、適用法令、信用承認、DFSが提供する書類への記入状態とDFSによる受入状態による規定を受けるとともに、最低取引金額が適用される場合があります。個人、家族、世帯には利用できません。 Dellおよび DellロゴはDell Inc.の商標です。
官公庁および行政・公共団体との取引には制限および追加要件が必要となる場合があります。 柔軟なコンサンプション(消費)モデル: 最初の期間終了時、お客様は次のいずれかを選択できます: 1)当初の期間を延長する、または 2)設備・機器をDFSに返却する。
*2「ESG Master Survey Results, Hybrid Cloud Trends」(2019年5月)
*3 「IDC Worldwide Quarterly Cloud IT Infrastructure Tracker, Q1 2019」(2019年6月)
# # #
■デル テクノロジーズについて
デル テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革するのを支援する独特なビジネス ファミリーです。同社は、エッジからコア、クラウドまでを網羅した業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
# # #
© Copyright 2019 Dell Inc.、その関連会社。All Rights Reserved.
Dell, EMC, 及びDell, EMCが提供する製品及びサービスにかかる商標は、米国Dell Inc. 又はその関連会社の商標又は登録商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。