デル・テクノロジーズのXPS 13シリーズは、13.4型のディスプレイを搭載する薄型、軽量、高性能なフラッグシップノートPCシリーズです。アルミ削り出しの筐体に狭額縁を極めたエッジレスなディスプレイと、革新的で薄型軽量を追求したすっきりとしたデザインが特徴。最新モデルではさらにそのデザイン性を高めているだけでなく、内部設計を徹底的に見直し、より薄く、軽く、かつ機能、性能の大幅な向上を実現しています。
シンプルでありながら、優れた感覚的経験を提供する「New XPS 13 Plus」
2022年1月に発表し、5月から日本でも個人向けの発売を開始した「New XPS 13 Plus」は、XPS 13シリーズのハイエンドプレミアムモデルです。本製品の特徴である、タッチファンクションメディアキー、シームレスタッチパッドなど、未知のユーザー体験を実現する革新的技術を採用したことでも注目を集めています。
「New XPS 13 Plus」は、優れたテクノロジーが当り前の時代に育ったZ世代、ミレニアム世代など、新しい世代のユーザーをターゲットに据えています。彼らにとっての「プレミアム」とは何かを徹底して追求し、「シンプルさ」「効率性」「つながり」の3つの体験を極めました。
「タッチファンクションメディアキー」採用
まずはデザインからご紹介しましょう。デザインでは、XPS 13シリーズの特徴である「シンプルさ」をさらに追求しています。目指したのは、スマートフォンのようにやりたいことがすぐにできる、ユーザーが求めるものをシンプルに提供すること。ノイズをできる限り削ぎ落とした、究極まですっきりとした見た目になっています。外観だけでなく、使い心地にもこだわっています。たとえば以前のXPS 13シリーズでは外装の一部にダイヤモンドカット仕上げを施していましたが、「New XPS 13 Plus」ではCNC削り出しアルミとガラスを使用したプレミアムなデザインを採用し、見た目はもちろん、手にしたときの滑らかな触感もぜひ体験いただきたいポイントです。
ディスプレイを開いた内側は、これまでの常識をすべて疑うところからデザインを始めました。何が本当に必要で、何を削ぎ落とすかを突き詰めた結果、新たに採用したのが「タッチファンクションメディアキー」です。ファンクションキー列の表示をできるだけシンプルにするため、操作に応じてメディアアイコン、あるいはファンクションキーが表示される仕様としました。利用できる機能だけが点灯するため、インターフェイスがシンプルになり、取り組んでいる作業に集中できます。また電源が切れている間はバックライトがオフになるため、よりすっきりとした見た目になります。
タッチファンクションメディアキーの採用は、見た目や操作をシンプルにするだけでなく、パフォーマンスの向上にも貢献しています。この点については、後ほど詳しく紹介します。
パームレストとタッチパッドをシームレスに一体化
キートップには、縁のないゼロラティスキーボードを採用。縁がない分、1つ1つのキーが大きく、押しやすくなっています。キーに指をフィットするためのくぼみである、キーディッシュの深さにも0.1mm単位まで徹底的にこだわり、快適で効率的なタイピング感を実現しました。またタッチパッドは段差をなくして、パームレストとシームレスに一体化しました。まさに“見えないタッチパッド”です。
本体カラーにあわせてキーボードやパームレストも同系色で統一していて、そのことがよりすっきりとしたノイズレスな見た目に貢献しています。カラーはグラファイトとプラチナシルバーの2色から選択いただくことが可能。ガラス製タッチパッドは、シルクのように滑らかな触感となっていて、その内部にはピエゾモーターを採用しています。このピエゾモーターによって、パームレストに一体化されたタッチパッドに、正確で応答性に優れたフィードバックを実現しています。
XPSシリーズの特徴である4辺フレームレスディスプレイは、「New XPS 13 Plus」の画面占有率は実に91.9%。視界に入る余計なノイズをとことん排除することで、作業に集中できる環境を作り出しています。アスペクト比16:10の13.4型で、100,000:1のコントラスト比を持つ3.5K(3456×2160)の有機ELディスプレイが選べるほか、UHD+(3840×2400)タッチ、FHD+(1920×1200)非タッチの液晶ディスプレイも選択可能。明るいカフェのテラス席などでもディスプレイが見やすい、最大500ニットの輝度に加え、色域も100% sRGBまたは90% DCI P3以上と広く、写真や映像を忠実に再現できます。
サウンド面では、キーボードから音がでるスピーカーを2つ、本体下から音が出るスピーカーを2つの、計4つのスピーカーを搭載し、より広い音域をカバーしています。高精細で色彩豊かなディスプレイとあわせて、クリエイティブな作業に没頭できるのはもちろん、動画、ゲームなどのエンターテインメントを楽しむのにも最適な構成となっています。
内部設計を徹底的に見直し、エアフローを最大55%増加
「シンプルさ」に続いて2つ目の「効率性」では、高速かつレスポンスの良い、高い演算能力を実現することで、目指すコンテンツを思い通りにクリエイトする体験を提供します。従来の同サイズのモデルと比較して、薄さなどのサイズ感はそのままに、パフォーマンスを最大2倍まで向上させました。
CPUには第12世代のインテル® Core™プロセッサーを採用。TDP 28W(Thermal design power=熱設計電力)の性能をフルに発揮できるように、前述のとおりタッチファンクションメディアキーの採用によって生じた、内部スペースを最適化しています。新たなキートップに加えて、ヒンジを外側に配置する工夫でより大きなスペースを確保し、デュアルファンによるエアフローを最大55%増加しました。静音、パフォーマンス、冷却、最適化の4つモードで、ファンの速度とバッテリー持続時間を自動調整し、パワーを最大限に引き出すしくみを備えています。
処理能力の向上にあわせて、バッテリーもよりパワフルかつ効率的になりました。Express Charge™(*1)機能を使えば、1時間以内に80%までの充電も可能となっています。最新のCPUとバッテリー、最小重量1.23 kg(*2)の超薄型設計に加えて、OSはWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proに対応。これらの組み合わせで、スピード、パフォーマンス、モビリティーのベストバランスを実現しています。
ビデオ会議も顔認証も、セキュアかつ快適につながる
3つ目の「つながり」では、オンラインでのコミュニケーションをより良いものにします。ディスプレイの上部には、デュアル センサー カメラを搭載し、赤外線をRGBから分離し、暗い場所でも画質を向上させます。さらに、Express Sign-inとWindows Helloを組み合わせることで、ログインの方法が効率化され、ユーザーの存在(または不在)が検出され、ノートパソコンにすばやく安全にサインインできます。
このほかインターフェイスは、両側にThunderbolt 4端子を1基ずつ配置しています。
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New XPS 13 Plusの主なスペック
CPU
第12世代 インテル® Core™ i5-1240P(12コア、12MBキャッシュ、最大4.4GHz)
第12世代 インテル® Core™ i7-1260P(12コア、18MBキャッシュ、最大4.7GHz)
OS
Windows 11 Home(日本語)
Windows 11 Home(英語)
Windows 11 Pro(日本語)
Windows 11 Pro(英語)
Windows 10 Pro(Windows 11 Proライセンスを含む。日本語)
ビデオカード
インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリー
16GB/32GB(LPDDR5 5200MHz)
ハードディスク
512GB/1TB/2TB(M.2 PCIe SSD)
ディスプレイ
13.4型
FHD+(1920×1200)非タッチ/非光沢
3.5K OLED(3456×2160)タッチ/反射防止
UHD+(3840×2400)タッチ/反射防止
本体カラー
グラファイト
プラチナシルバー
キーボード
シルバー バックライトキーボード(日本語) 指紋認証リーダー付き
シルバー バックライトキーボード(英語) 指紋認証リーダー付き
グラファイト バックライトキーボード(日本語) 指紋認証リーダー付き
グラファイト バックライトキーボード(英語) 指紋認証リーダー付き
ネットワーク アダプター
インテル® Killer™ Wi-Fi 6 1675 (AX211) 2×2 + Bluetooth 5.2 ワイヤレス カード
ポート
2 Thunderbolt™ 4(USB Type-C™、DisplayPort、および電源供給に対応)
本体サイズ
高さ15.28×幅295.30×奥行き199.04mm
重量
最小構成時1.23kg~(*3)
付属品(*4)
USB-C – USB-A 3.0アダプター
USB-C – 3.5mmヘッドセット アダプター
(*1) Dellの社内分析(2019年2月)に基づきます。ExpressCharge™対応のDell製システムとともに使用する場合。Dell PerformanceソフトウェアでExpressCharge™を選択すると、システム バッテリーを60分間で0%から80%まで充電できます。充電が容量の80%に達すると、充電速度が通常の速度に戻ります。付属のDell製電源アダプターの使用を推奨しています。容量の小さい電源アダプターの使用は推奨していません。
(*2) 重量は構成および製造時の条件によって異なります。
(*3) 重量は構成および製造時の条件によって異なります。
(*4) 仕様や付属品は、購入時期により変更される可能性がございます。