DWEN 参加 女性起業家インタビュー企画
第7回:INFOBRIDGE HOLDINGS GROUP LIMITED 社長 繁田奈歩氏
INFOBRIDGE HOLDINGS GROUP LIMITED 社長 繁田奈歩氏
【プロフィール】
愛知県生まれ。東京大学在学中にインドニューデリーで個人事業として旅行会社を設立。1999年株式会社インフォプラント(現株式会社ヤフーバリューインサイト)に入社。2004年同社初の海外子会社であるInfo Plant China Co., Ltd.の立ち上げおよび中国、韓国、台湾企業とのアライアンスを担当。 2002年同社取締役に就任。2006年株式会社インフォプラント退任後、INFOBRIDGE HOLDING GROUP LIMITEDを設立。中国とインドの市場調査、進出支援事業を開始。2008年にインド、中国への進出をサポートする株式会社インフォブリッジマーケティング&プロモーションズを東京に設立。同年、インドマーケティングリサーチ会社Market Xcel Data Matrix Pvt. Ltd.との合併事業開始。現在、中国・インドを中心としたアジアで、マーケティングリサーチおよびコンサルティング、日系企業進出サポート事業を展開している。
― 貴社の事業について教えてください。
日系企業がインドを中心とした新興市場に参入するためのサポートをしています。インドでは市場調査からマーケティング領域まで幅広くサポートしつつ、新規事業開発の創出などにも参加しています。企業はともすると自社の商品をどう市場に導入するかという観点から市場を考えがちで、それは当然のことである一方で、弊社はちょっと見方を変えて市場が何を望んでいるかという観点からサポートしていきたいと考えています。それが、特に新興国攻略が苦手であると言われている日系企業へのサポートになると確信しています。
― 起業しようと思ったきっかけは何ですか。
自分の理想とするところはきっとちょっと変わっていて、企業の一員ではそれを具現化するのは難しいかな? と思った瞬間に起業を目指しました。
― 貴社では、ITをどのように活用していますか。
必要不可欠なものとして利用しています。クライアントがインド国外にいることも多いですし、我々の出張も多いので仕事をする上での必要最低限のインフラとして重要です。
― 今後のビジネスの展開について教えてください。
特に新興国で状況が刻一刻と変化しているので、変化に合わせて柔軟なビジネス展開をしていきたいと考えています。ややもすれば、一つの成功にとらわれがちですが、いま成功していようとしまいと時代の流れに沿ってTransformationする必要があると思います。
― 趣味や余暇の過ごし方を教えてください。
よく風の通るベランダでアイスコーヒーを飲みながら物思いにふけったり、夢をはせたりしています。
― これからの女性は社会でどうあるべきでしょうか。メッセージをお願いします。
ことさらに「女性である」とか「男性というものは」という意識を持たずに、肩の力が抜けた時にきっと新たな展望が開けると思います。
― 最後に、DWENに参加したいと思われたきっかけは何ですか。
私の存在を、一つの事例として広く皆さんに知っていただき、その上で皆さんが今後どう生きていくべきかの一つの参考にしていただきたいと思ったからです。