ソフトウェア イノベーションが、「Dell Unity XT」ハイブリッド フラッシュ アレイを推進

ソフトウェア イノベーションが、「Dell Unity XT」ハイブリッド フラッシュ アレイを推進

当資料は、2022年6月13日に公開されたブログの抄訳版です。
ブログ原文:https://www.dell.com/en-us/blog/software-innovation-drives-your-unity-xt-hybrid-flash-arrays/
筆者: Shannon Champion

デル・テクノロジーズは、ブレイクスルーとなるストレージ ソフトウェアのイノベーションを絶え間なくお客様に提供していますが、このたび、「Dell Unity XT」運用環境の最新バージョン「Operating Environment(OE)5.2」をリリースしました。今回のソフトウェア リリースは、複数の重要なストレージ テクノロジーを提供します。設備投資/運用コストを削減しながら、容量の増大と迅速なデータの回復への対応、災害復旧(DR)構成の拡張、ストレージの利用促進、コスト効率に優れた「Unity XT」システムのアップグレードなどの作業を簡素化できるように設計されています。

今回のリリースで重要なのは、「Unity XT」のハイブリッド フラッシュ アレイ(HFA)とオールフラッシュ アレイ(AFA)で、同様の機能を提供できるようになったことです。一部はすでに「Unity XT AFA」で適用されている新機能は、中堅中小企業向けに魅力的なストレージ ソリューションとして、HFAに対する引き続き高いニーズに応えることを目的としたものです。オールフラッシュ/NVMeアーキテクチャーほどの性能や、低いレイテンシーなどを必要としない汎用ワークロードに適しています。「Unity XT HFA」では、可用性、手頃な価格、またマルチクラウドの相互運用性などの機能はそのままで、フラッシュの高パフォーマンスとハードディスクのコスト効率の良さを最適なバランスで提供する「Unity XT」が、このような汎用のワークロードに大きなメリットをもたらします。適切なワークロードに対して、「Unity XT HFA」は「AFA」を上回る(場合によっては「AFA」と組み合わせて)実用的かつ経済的な多くの利点を提供します。

最新の「OE 5.2」リリースは、世界80,000台以上(*1)の「Dell Unity」と「Unity XT」の既存環境にも有効で、大幅なソフトウェア強化により、以下のことが可能になります。

・より高いパフォーマンス、容量やシステムの拡張が必要なときに、データ イン プレースでのコントローラー アップグレードを実行することで、導入時の初期投資を保護
・ファンアウト構成およびカスケード構成による同期ファイル レプリケーション構成を新たにサポートすることで、企業の災害復旧(DR)プロセスを強化
・「Unity XT HFA」のハイブリッド プールおよびオールフラッシュ プールの両方について、ダイナミックプールおよびインライン データ削減によるこれまで以上のシステム効率の向上

「優れたパフォーマンスと効率を実現するUnity XTのすべての機能は、間違いなくノースカロライナ州立大学の設備投資と運用コストの削減に貢献するでしょう」ノースカロライナ州立大学のシステム プログラマー/スペシャリストのJeremy Meeler氏

ハイブリッド フラッシュ アレイ(HFA)は、多くの大企業にとって、これまでと変わらず魅力的なストレージ ソリューションです。自社システムのレイテンシー要件を把握しているITマネージャーであれば、汎用ワークロードのニーズを満たす際に、「Unity XT HFA」のようなコストを抑えたソリューションを検討することができます。企業は、効果的なワークロードの評価を通じて、パフォーマンスや可用性、機能などに影響を与えることなく、ストレージ インフラストチャーのコストを大幅に削減しながら、より積極的なTCO(総所有コスト)のメリットを得ることが可能になります。

ノースカロライナ州立大学のシステム プログラマー/スペシャリストのJeremy Meeler氏は、次のように述べています。「Dell Unity XTハイブリッド フラッシュアレイのパフォーマンスは、導入から比較的短期間で前世代のDell Unity x50モデルと比較して25%向上しました」。

IDC社によると、HFA 市場は2025年までにCAGR(年平均成長率)5.1%で推移することが見込まれています(*2)。これは、経済性、柔軟性、管理のしやすさを主な理由として、引き続き多くの顧客がHFAを購入している状況を背景にしています。「Unity XT 5.2」は、このような成長から大きな恩恵を受けることができる位置付けにあり、包括的なハイブリッド フラッシュアレイ ソリューションを求める世界中の企業・組織およびチャネル パートナーに、明確な選択肢を提供します。

さらに、「Unity XT HFA」のお客様は、デル・テクノロジーズのストレージ エコシステムが提供する幅広い機能にアクセスして活用することができます。これには、統合コピー データ管理の「Dell AppSync」、エンタープライズ ネットワーク パフォーマンスの「Dell Connectrix」、インテリジェントなマルチパスを実現する「Dell PowerPath」、予測的ストレージ分析を提供する「Delll CoudIQ」、主要都市間レベルの距離で同期レプリケーションを実現する「Metroノード」アプライアンス、ワークロード自動化フローを統合するストレージ自動化および数々のDevOpsリソースなどが含まれています。

また、「Unity XT」のお客様は、さまざまな問題を解決し、デジタル トランスフォーメーション(DX)を支援する「Dell Technologies Services」も活用できます。「Dell Technologies Services」では、お客様のゴールの特定、進捗状況の評価、コストの合理化、イノベーションの加速を通じて、お客様が組織としての真の俊敏性(アジリティー)を実現するためのサポートを提供します。

デル・テクノロジーズにとって最も重要なことは、シームレスなデジタル変革プロセスを可能にする俊敏性を高め、競争力を維持するための最先端のソフトウェア機能を一貫してお客様に提供することです。「Dell Unity XT」は、ワールドクラスのソフトウェアイノベーションによって、設立以来、このミッションに確実に応えており、お客様が期待する成果を、自信を持って達成できるよう支援しています。

「Unity XT OE 5.2」は、「Unity XT」の既存のお客様向けには、すでにダウンロード提供を開始しています。「OE 5.2」を搭載した「Unity XT HFA」システムの新規受注は現在可能で、有効な構成による最低価格は、2,240,000円(最小構成、税別)~です。

市場をリードするミッドレンジ ストレージ ソリューション「Dell Unity XTハイブリッド フラッシュ アレイ(HFA)」および「Dell PowerStoreオールフラッシュ アレイ(AFA)」の詳細は、ストレージのソリューションページをご覧ください。

*1. デル・テクノロジーズの社内システム トラッキングに基づく
*2. IDC Technology Spotlight April 2022: Why Hybrid Flash Arrays are still a compelling storage solution https://www.delltechnologies.com/asset/en-us/products/storage/industry-market/idc-hybrid-flash-arrays-still-a-compelling-storage-solution-for-many-enterprises.pdf