2015 年 11 月 4 日
デル株式会社
デル、新フラグシップハイエンドストレージ製品
「Dell Storage SC9000 アレイコントローラ」を発表
デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、以下、デル)は、10月20日(火)から22日(木)まで、米国テキサス州オースティンにて開催された「Dell World 2015」で発表された新フラグシップハイエンドストレージ製品「Dell Storage SC9000 アレイコントローラ(以下SC9000)」の日本国内での提供開始を発表しました。
SC9000は、SSD ストレージで業界最安値のギガバイト当たりコストを達成*1しているSCシリーズの新モデルにおいて、大規模なストレージ、ハイエンドのワークロード、および分散エンタープライズ環境に最適なソリューションです。また、デルのPowerEdge第13世代サーバをベースとして、高い拡張性・パフォーマンス性能を備えています。
SC9000は SC8000 シリーズの機能をさらに向上させており、アレイごとに 3 ペタバイト以上の物理容量を備え、すでに業界に先駆けてDell Storage SCシリーズのTLC 3D NANDテクノロジ SSD搭載モデルの提供を行っており、選択肢を拡充しながらさらなるコスト削減を実現しました。
また、2017年上期にはアレイ間のシームレスなボリューム移動が可能な連携マルチアレイ構成をサポートする予定で、より一層の拡張が可能となります。
SC8000からの主な強化
・ 40%以上のIOPSの向上*2、110%以上のスループットの向上*3
・ 新しいアクティブデータ圧縮機能により、オールフラッシュアレイの容量を最大93%節約*4
・ デュアル8コアのインテルプロセッサー
・ 4倍以上のシステムメモリ
・ 組み込みのボリュームフェールオーバー機能によりシームレスなディザスタリカバリを実現
・ 強化されたアプリケーションデータの保護
また、新しい「Dell Storage Center 6.7」アレイソフトウェアの搭載により、エンタープライズ機能を大幅に強化し、SC シリーズにおけるプライベートクラウドなどのミッションクリティカルなアプリケーションのサポートの向上を実現しています。「Dell Storage Center 6.7」アレイソフトウェアの重要な新機能として、ワークロードのダウンタイムを解消し内蔵ディザスタリカバリを実現する Live Volume 自動フェールオーバー機能、Oracleの環境におけるホスト側の統合データ保護機能「Application Protection Manager Suite」などがあります。
・ Live Volume 自動フェールオーバー機能:予期しない停止時にもワークロードの稼働を継続し、アレイがオンラインに戻ったときに自動的に高可用性環境を修復します。追加のハードウェアやソフ トウェアは不要です。
・ Application Protection Manager Suite:Oracleのデータベース環境でサーバ側のデータ整合性を確保します。Microsoft/VMwareの環境は、既存のReplay Manager で実現されており、将来的に統合される予定です。
・ FIPS認定の自己暗号化SSDとHDD: FIPS認定の自己暗号化SSDとHDDは、盗難、紛失、または不正アクセスからデータを保護します(オプション)。
・ 組み込み型の効率性向上機能: 圧縮機能の拡張により、フラッシュ(SSD)による圧縮や、「シンプロビジョニング」などがあります。特許取得済みの自動階層化機能は、ライフサイクル全体にわたってデータ運用・管理プロセスを最適化します。
新しい12 GB SASバックエンドとエンタープライズクラスのマルチプロトコルネットワーク接続により、フラッシュストレージのメリットを、あらゆる規模で実践的に活用できるようなっています。Dell Fluid Cache for SANサーバキャッシュソリューションとの統合が可能で、高いIOPSを実現するSC9000が、さらなるアプリケーションの高速化を促進します。
出荷開始日: 2015年11月4日(水)
最小構成価格: 1160万円~
*表記の価格は、税抜、配送料込・3年保守料込(Dell Copilot サポート)の最小構成価格です。
製品の仕様詳細はこちらからご参照ください:
http://www.dell.com/jp/business/p/storage-sc9000/pd
*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
【注釈】
- 他社の大手ストレージベンダーに比べ、(1ドルあたり利用可能 GB ベースで)デルは最低水準価格で提供しています。この価格の推定はアナリストのデータ、可能な場合は値段表など、2015 年 10 月時点で の公開情報に基づいて計算されています。個々のお客様による購入に関しては、さまざまな状況によって値段が変わる場合があります。値段は比較のための参考資料として記載されています。
- デルが 2015 年 8 月に SCOS 6.7 搭載のデュアル SC9000 コントローラについて IO メーター使用して 社内で実施した試験に基づきます。100 パーセント Read、100 パーセント Sequential Load、セクター転送サイズ 8K。実際のパフォーマンスは、構成、利用状況、製造状況によって異なります。
- デルが 2015 年 8 月に 12Gb SAS 拡張エンクロージャおよびドライブ搭載の SC9000 と、6Gb SAS 搭 載の同等の SC8000 について社内で実施した試験に基づきます。標準的な Dell SSD の Sequential Write を使用。実際のパフォーマンスは構成、利用状況、製造状況によって異なります。
- デルが 2015 年 8 月に社内で実施した試験に基づきます。Microsoft SQL アプリケーションデータが最良の場合となります。お客様側の結果は、アプリケーションと構成によって異なる可能性があります。