デル テクノロジーズ、最新の第2世代AMD EPYCプロセッサーの機能を フルに活用する「Dell PowerEdge」を世界同時で販売開始

2019年9月18日

デル株式会社

EMCジャパン株式会社

 

デル テクノロジーズ、最新の第2世代AMD EPYCプロセッサーの機能を
フルに活用する「Dell PowerEdge」を世界同時で販売開始

モダン データセンターに最適な、最新テクノロジー満載のサーバーとソリューションにより、マルチクラウドのワークロードや多様化するコンピューティングの要望に応えるパワフルなインフラストラクチャーソリューションを提供

ニュースの概要

  • 第2世代AMD EPYCプロセッサー搭載の「Dell PowerEdge」サーバーはモダン データセンター向けに設計され、圧倒的なパフォーマンスと管理性、セキュリティーを提供
  • 仮想化データベース パフォーマンス(*1)およびSAP SDベンチマーク(*2)の世界記録を達成
  • 「Dell Ready Solutions for HPC」を同時発表。デジタル マニュファクチャリング、研究・開発、ライフサイエンスにおけるイノベーションを促進
  • 「Dell OpenManage」の機能を強化。市場をリードするソフトウェアおよびパブリック クラウド テクノロジー パートナーとのインフラ管理の簡素化を「PowerEdge」ポートフォリオ全体で実現

2019918

デル テクノロジーズの日本における事業を展開する二社である、デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、URL:http://www.dell.co.jp/ )と、EMCジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、URL:https://www.dellemc.com/ja-jp/ ):(代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル テクノロジーズ)は、最新の「Dell PowerEdge」サーバーならびに、新しい「Dell Ready Solutions for HPC」、さらに大手ソフトウェア プロバイダーおよびパブリック クラウド プロバイダーとの管理環境の統合・連携のシンプル化を発表しました。これらはすべて、お客様のモダン データセンターのニーズに応えるために開発されたものです。

世界シェアNo.1サーバー(*3)である「PowerEdge」に加わった新モデルは、既存環境、新しい環境、マルチクラウド環境の多様で複雑なワークロードニーズへ応えられるようにゼロから開発されました。最新テクノロジーのポテンシャルをフル活用するよう設計されており、より高いパフォーマンスに加え、より管理しやすいセキュアなプラットフォームを提供します。すでに、280%高い1ソケット仮想化データベースパフォーマンス(*1)や、SAP Sales and Distribution(SAP SD)ベンチマークでの業界トップの2ソケット パフォーマンス(*2)など、世界記録となるパフォーマンスを実現しています。

2世代AMD EPYCプロセッサーを最大活用する新しいサーバーを開発

新しい「PowerEdge」サーバーは第2世代AMD EPYCプロセッサーの能力を最大限に活用できるように設計されており、優れたコンピュート パフォーマンスと、管理性、そして統合されたセキュリティーを提供します。例えば「Dell vSAN Ready Node」の比較では、前世代のAMD EPYCベースシステムよりも51%高いIOPS(Input/Output Per Second)を実現しています(*4)

デル テクノロジーズのエンジニアリング能力およびAMDとの緊密なコラボレーションの成果による今回の新製品は、プロセッサーの能力が制限されることのある「ドロップイン」式のアプローチとは違い、新しいAMD EPYCプロセッサーのすべての機能と能力をフル活用します。

これまで以上に高速なコンピュートおよびメモリー速度に加え、内蔵型のハードウェアとファームウェアのセキュリティーを提供します。マザーボードも新たに設計されており、冷却性能の向上と最適なシグナル インテグリティー(SI)が実現されています。プロセッサーはフルスタックがサポートされ、PCIe 4.0インターコネクトのサポートにより次世代のストレージ、アクセラレーター、ネットワーキング採用に向けた投資保護も提供されます。

新しい「PowerEdge」サーバーが提供するイノベーションと機能は、次のとおりです。

  • ワークロードへの最適化 - 第2世代AMD EPYCプロセッサーのアーキテクチャーならびに全てのメリットを活かすよう設計されており、HPC、データベース、VDIをはじめ幅広いワークロードで飛躍的なパフォーマンス向上を実現します。
  • 効率的なTCO総所有コスト - 前世代EPYCの2倍のコア数と20%高速なメモリーを最適なバランスで構成したパワフルな1ソケットサーバーは、従来2ソケットを必要としていたワークロードもサポート。ハードウェアとソフトウェアのコストを削減しTCOを改善します。
  • 広い帯域幅のサポート - PCIe 4.0はPCIe 3.0より最大26%多くのPCIeレーンと60%高速なインターコネクト ファブリック性能(*5)を持ち、業界をリードする能力で要求の高いネットワーク ニーズを満たします。また、転送速度3200MHzのDDR4メモリーによる2ソケットサーバーあたり410GB/sの理論メモリー帯域幅が、パフォーマンスのスケーリングに貢献します。
  • セキュリティー - チップセットおよびBIOSレベルからプロセッサーまで、内蔵型のセキュリティーを提供します。AMDのSEV(Secure Encrypted Virtualization)およびSME(Secure Memory Encryption)機能は、仮想マシン(VM)およびシステム メモリーを網羅する堅牢な統合セキュリティーを提供します。

 

Dell Ready Solutions for HPC」のポートフォリオを拡張

新しい「PowerEdge」サーバーをベースに「Dell Ready Solutionsfor HPC」のポートフォリオを拡張します。新しいデザインの「Ready Solutions for HPC Digital Manufacturing」、「Ready Solutions for HPC Research」、および「Ready Solution for HPC Life Sciences」は、液冷およびGPU対応機能といったメリットを提供し、AI(人工知能)やマシン ラーニング(機械学習)、ディープ ラーニング(深層学習)といったコンピュート集中型ワークロードのパフォーマンスをさらに高めます。

第2世代AMD EPYCプロセッサーを搭載した「Ready Solutions for HPC」は、数値流体力学や気象・気候モデリングといったワークロードに優れたパフォーマンスを提供します。先頃行われたテストにおいて、ソリューションの中核をなす「PowerEdge C6525」は、重大な暴風警報を前世代AMD EPYCプロセッサー ベースのサーバーの半分の時間で発しました。(*6)

 

Dell OpenManage」を機能強化、より緊密な管理環境の統合を実現

ワークロードの管理をこれまで以上に簡素化できるように、デル テクノロジーズは「Dell OpenManage」について複数の機能強化を行うとともに、業界をリードするソフトウェア ベンダーとの統合を強化しました。ポートフォリオ全体を網羅する機能強化は、次のとおりです。

  • VMwareの統合 - 「OpenManage Integration for VMware vCenter」の最新リリースでは、大規模環境におけるVMwareクラスターのより効率的な管理を実現できるように、管理の拡張性が高められています。また、管理の合理化とトレーニング期間の短縮を実現する「vCenter HTML5」インターフェイスのネイティブ サポートも提供します。
  • Microsoft Windows Admin Centerの統合 - Dell Technologiesは新たなWindows Admin Centerとの統合を通じて、Microsoft環境の「PowerEdge」サーバーのより詳細なコントロールを提供するとともに、「Dell Solutions for Microsoft Azure Stack HCI」へのフルスタックの可視性とコントロールを提供します。
  • ServiceNowの統合 - 新たに「ServiceNow」との統合を提供し、「OpenManage FlexSelectライセンス」を活用することで、「PowerEdge」サーバーのサービス管理を自動化します。何らかのインシデントが発生した場合でも、「OpenManage Enterprise」と「ServiceNow」間の自動化によって一貫性のあるビューが提供されるので、「ServiceNow」ユーザーはいつものコンソールで直接対処することができます。

■価格および提供開始時期

  • 「PowerEdge R6515」819,180円(税別)~。「PowerEdge R7515」894,530円(税別)~。
  • 「PowerEdge R6515」、「PowerEdge R7515」は2019年9月18日提供開始。
  • 「PowerEdge R6525」、「PowerEdge C6525」は2019年10月提供開始予定。
  • 「PowerEdge R7525」は2020年はじめに提供開始予定。
  • 「OpenManage」の強化機能は提供開始済み。
  • 第2世代AMD EPYCプロセッサー搭載「PowerEdge」サーバーベースの「Ready Solutions for HPC Digital Manufacturing」、「Ready Solutions for HPC Research」、「Raedy Solutions for HPC Life Science」は2019年10月提供開始予定。

■提供について:デル、EMCジャパンおよび両社のビジネスパートナーから提供します。

■製品画像:
「PowerEdge R6515」https://www.dellemc.com/content/dam/uwaem/production-design-assets/jp/news/photo-library/poweredge_r6515.png

「PowerEdge R7515」https://www.dellemc.com/content/dam/uwaem/production-design-assets/jp/news/photo-library/poweredge_r7515.png

「PowerEdge R6525」https://www.dellemc.com/content/dam/uwaem/production-design-assets/jp/news/photo-library/poweredge_r6525.png

「PowerEdge C6525」https://www.dellemc.com/content/dam/uwaem/production-design-assets/jp/news/photo-library/poweredge_c6525.png

*1  1P TPCx-Vによる1ソケットサーバーのパフォーマンス測定。2019年9月17日時点で www.tpc.org が確認済みのテスト結果において、AMD EPYC 7742搭載のDell PowerEdge 7515は世界記録を達成。

*2 出展:www.sap.com/benchmark 。2P SAP SD ベンチマークでのAMD EPYC 7742搭載Dell PowerEdge R6525による2ソケットサーバーパフォーマンス。2019年9月17日時点で www.sap.com  にて確認済みの記録。[認証番号2019047]

*3  『IDC Worldwide Quarterly Server Market Tracker, Q2 2019』 2019年9月

*4  Dell Technologies自社調べ、2019年8月。ESXi 6.7 U3を稼働するPowerEdge R7415 vSAN Ready NodesとPowerEdge R7515 vSAN Ready NodeとのvdBenchのIOPSを比較。

*5  Dell Technologies自社調べ、2019年9月。EPYC 7702を搭載するPowerEdge R7525の162 PCIeレーンとEPYC 7701を搭載する前世代機の128 PCIeレーンとの比較。

*6  Dell Technologies自社調べ、2019年8月。Weather Research and Forecasting (WRF) のベンチマーク、WRF CONUS 2.5kmにおいて、AMD EPYC 7601を2基搭載したPowerEdge R7425とAMD EPYC 7702を2基搭載したPowerEdge C6525を比較

■デル テクノロジーズについて

デル テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革するのを支援する独特なビジネス ファミリーです。同社は、エッジからコア、クラウドまでを網羅した業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。

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