新しく三田に出来た東日本支社の中に、「ソリューション・イノベーション・センター」がオープンしました。
当初、この東日本支社は法人の外勤営業の拠点としてのみ計画されていたのですが、「せっかく都内に作るのだから、法人のお客様向けにデルの最新の製品やソリューションをきちんとお見せする施設も作ろう」という社長の指示で、昨年末にプロジェクトはスタートしました。
当初は、デモンストレーション専用の小規模な環境だけの予定だったのですが、その後、川崎本社にある検証用のラボの機能も移設することになり、結果的には２８台のラックに約２００台のサーバやストレージという規模になりました。
そのため、施設の設備的には、本格的な床下空調に免震プラットフォーム、二重化された電源など、商用のデータセンター並みの設備としました。
また、検証作業を行うエンジニアの作業効率を上げるために、ネットワークとファイバーのケーブルはすべて一箇所のパッチパネルに統合し、物理的にサーバを移動したり配線を変更することなく、構成を簡単に変更できるようにしました。
さらに、このデータセンターを外から見えるようにしながら、騒音と温度が隣接する会議室へ漏れないようにすることを両立するために、32ミリの二重ガラスを採用しました。
しかし設備以上に重要なことは、これらの機器を使ってどんなデモンストレーションをするかです。これまで、仮想化やメッセージング、データベースなどのソリューションのデモンストレーションは個別に行うことはありましたが、定型化されたものはありませんでした。
そこで、マーケティング部隊とエンジニア部隊が一体になって、どのようなデモを行うかを何ヶ月もかけて検討し、その結果、約３０もの定型化されたデモンストレーションの厳選されたメニューが完成しました。
これで、このソリューション・イノベーション・センターでは定期的に、またはお客様の要望に応じて随時にデモを行うことができるようになりました。
また、併設したショールームには、新発売のLATITUDE Eシリーズをはじめ、デルの法人向けノートブック・デスクトップＰＣおよびワークステーションも展示しております。
このソリューション・イノベーション・センターは、まだ最初の形ができたばかりです。お客様のＩＴシステムのご検討にお役にたてるよう、お客さまからのご意見を頂戴しながら、今後も絶えず進化を続けていこうと思っております。
