米国リリース抄訳版
デルのソリューションが映画『トワイライト サーガ』シリーズ最新作をサポート
~レンダリング処理量が4倍に向上、オオカミのディテールも5倍鮮明に~
数多くの映画制作をサポートし、アカデミー賞の受賞経験もあるVFX(視覚効果)制作会社、Tippett Studio(以下、ティペット・スタジオ)は、映画『トワイライト サーガ』シリーズの制作にデルのソリューションを採用しました。スピードが要求される映画・アニメーション業界において、ティペット・スタジオはデルの拡張性に優れたハードウェアと、企業向けにファイナンスサポートを提供するデル・ファイナンシャル・サービスを活用して、クオリティや生産性を大幅に向上しました。
ティペット・スタジオは、デル・プロサポート、デル・ファイナンシャル・サービスおよびデル・コンサルティング・サービスを使ってレンダーファームおよびインフラストラクチャを段階的に更新しました。採用した製品は、Dell™ PowerEdge™ C6145サーバ、Dell™ Force10™ S4810スイッチ、Dell™ Precision™ T3500およびT5500タワーワークステーション、およびM6700モバイルワークステーションで、会社全体で合計200台を超えるPrecisionワークステーションを導入しました。さらに、Force10スイッチを採用しました。
デルのPrecisionワークステーションおよびPowerEdgeサーバを使用することで、ティペット・スタジオでこなすことができる一晩あたりのレンダリング処理は、9,000時間相当から35,000時間相当になり、設置スペースや、電力、冷却設備を追加することなく、夜間のレンダリング処理量を約4倍にまで引き上げることができました。またレンダーファームを一新したことにより、ティペット・スタジオで制作できるカット数は5倍となりました。数年前まで、スタジオがクライアントに提供できるのは年間200程度というカット数でした。デルの高密度サーバにより、今日では年間1,000ショットの制作が可能となっています。
レンダリングの処理速度を上げ、より短い時間で制作できる数を増加させることで、よりリアルかつ精細なキャラクターを生み出せるようになります。映画『トワイライト サーガ』シリーズを例にとると、『ニュームーン』では、1匹のオオカミあたりの毛の数が200万本というレベルでしたが、『ブレイキング・ドーンPart 1』では1,000万本と、5倍にまで増加しています。
ティペット・スタジオは、ほかにもデル・ファイナンシャル・サービスを利用してクライアントからのさまざまな要求に応えています。例えば、『ハリー・ポッターと死の秘宝PART 2』の追加CGシーンを10週間以内に制作するというワーナー・ブラザーズからの難しい要求に対応するため、必要な技術を獲得したことなどがその例です。通常なら少なくとも4カ月は要するプロジェクトですが、デル・ファイナンシャル・サービスを利用して、ティペットは資金面の障害を取り除き、データセンターのサーバコア数をたったの1週間で30%増やし、納期内に制作を完了しました。
デルはITインフラの複雑性と問題について把握している技術パートナーとして、ティペット・スタジオがシステム管理に費やす時間を削減し、その分ワークフローの効率改善やクリエイティブな仕事の向上に多くの時間を充てられるよう支援しています。
ティペット・スタジオのCTOサンジェイ・ダス氏(Sanjay Das)は次のように述べています。「デルを選んだ理由は、我々のニーズを理解し支援するための取り組み方です。私たちが探していたのは、ハードウェアのベンダーではなく、映画制作を理解し、さらに当社に合った支払オプションなど、クリエイティブなソリューションで協力してくれるパートナーだったのです。デルは、積極的にニーズを満たす堅実なオプションを提案してくれました。」
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