デル、10シートから簡単にVDIが導入できる
中小・中堅規模法人向けの
VDIオールインワン・パッケージ・ソリューション
「Dell Active System BRS for VDI」を提供開始
デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:郡 信一郎)は、10月30日より、統合型インフラストラクチャ「Dell Active System」が提供する主要ソリューションの一つである「VDI」(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップインフラ)向け新ソリューションとして、オールインワンパッケージ型の「Dell Active System BRS (Business Ready Solution) for VDI」(以下:AS for VDI)の販売を開始します。
Dell Active Systemとは、本年8月より提供を開始したデルのコンバージド・インフラストラクチャ・ソリューションです。各ワークロードに最適化されたサイジングで構成されており、サーバ、ストレージ、ネットワークといった必要なハードウェアを事前統合型で工場から出荷する形態とオンサイトで統合する形態の両方を提供しています。
今回販売する「AS for VDI」は、VMware® Horizon View™などのVDI環境をシンプルかつ迅速に導入可能な小~中規模法人向けのオールインワン・パッケージ・ソリューションです。
導入設計サービスから仮想化基盤、VDI管理ソフトウェア、そして検証済みのハードウェア、保守サービス全てがパッケージングされており、導入、維持・管理のための総コストが分かりやすい形でご検討いただけます。
規模や用途に応じて、PoC(Proof Of Concept:概念実証)、100シート、300シートの3種類をラインナップし、スモールスタートとシームレスアップグレードを実現します。また、デルのエンド・ツー・エンド(End-to-End)のソリューションポートフォリオから、クライアントデバイスからセキュリティ、リソース管理までお客様の要件に応じたトータルソリューションの提案オプションもご用意しています。
さらに、10シート、20シートなど、小規模のVDI環境向けにGoToMyPC®を用いた低価格の月額定額制サービスも新たにラインナップしました。本パッケージの特長は、DaaSサービスのような共有型ではなく、お客様ごとにVDI環境を独自に構築する専有型であり、10シートパッケージ:月額4,920円/1シート(※1, 2,3)からと低価格にて、ハードウェアリソースを最大限かつセキュアにご利用頂ける点です。
AS for VDI VSBP(Very Small Business Pack)
低コスト、スモールスタート、月額課金が特徴で、1ホストあたり10シートから利用できます。
- クラウドベースのリモートアクセス製品「GoToMyPC®」により、以下の機能を提供します。
- 管理機能(セキュリティ設定など)
- セキュアな通信(暗号化:SSL/AES)
- クライアントからホストPCへの接続管理
- 高速なデスクトップ画面配信プロトコル
AS for VDI PoC(Proof Of Concept:概念実証)
VDI評価用のパッケージで、VMware® Horizon View™などを利用した仮想デスクトップの評価検証環境の構築が可能です。本格運用に併せて、AS for VDI 100もしくは300へとシームレスに拡張が可能です。
AS for VDI 100/300
ハードウェア/仮想化ソフトウェア/導入設計サービス/保守がすべて入った仮想化パッケージで、100シート、300シートの2種を提供します。システムの拡張に併せて、100から300へのシームレスなアップグレードも可能です。
調査会社IDC Japanによると、国内クライアント仮想化市場は2013年には前年比34.7%増の4,751億円、2017年に同17.1%増の9,127億円まで拡大し、2012年~2017年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は20.9%と予想されています*1。
このVDI市場は、セキュリティやBYOD(Bring your own device:私物端末の業務利用)の高まりから、急激に成長しているものの、大規模環境向けソリューションが多く、中小・中堅規模法人のニーズに合うソリューションが少ないといった実情がありました。
そのような背景のもと、デルは直販だけでなくパートナー各社との協業により、潜在的ニーズが高いこの市場にVDIオールインワン・パッケージ・ソリューション「Dell Active System BRS for VDI」を展開して参ります。
*1 出典:IDC Japan株式会社 2013年4月30日「国内クライアント仮想化市場予測を発表」
(http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20130430Apr.html)
提供開始日及び価格について
提供開始日: 2013年10月30日~
価格には以下が全て含まれています。
ハードウェア/ソフトウェア/基本導入サービス/保守込み、送料・税込
① AS for VDI VSBP(Very Small Business Pack)
以下の料金は1シートあたりの価格です(税抜)。
– 10シート: 月額 4,920円~
– 15シート: 月額 4,500円~
– 20シート:月額 3,900円~
※1:料金にはハードウェアレンタル費用とその他費用の月額分割代金が含まれております。
※2:本プランは36ヶ月契約となり、上記料金は各パッケージ毎の1シート換算時月額料金となります。
※3:本プランのお引受には別途審査が御座います。
② AS for VDI PoC(Proof Of Concept)
– 298万円~
③ AS for VDI 100/300
– 100シート: 1,600万円~
– 300シート: 3,100万円~
AS for VDI PoC/100/300の料金にはハードウェア障害発生時に24時間365日対応する保守が
含まれます。
導入サービス内容:AS for VDI PoC/100/300
AS for VDI PoC |
AS for VDI 100/300 |
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1台のDell PowerEdgeサーバ への VMware vSphere® 5.1のインストール |
VMware vSphere® 基本導入関連 |
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ラッキング、ケーブリング、キッティング |
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マネージメントノード へのVMware vSphere®の導入構築 |
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VMware vSphere® 5.1 x 1 |
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コンピュートノード へのVMware vSphere®の導入構築 |
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ストレージの導入構築 |
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仮想サーバの作成・OS導入(2台) |
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VMware vCenter™ 1台の導入 |
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VMware vSphere® 5.1へ仮想サーバとしての VMware® Horizon View™環境の構築 |
VMware® Horizon View™ 設計導入サービス(シングル構成) |
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VMware vCenter Server™ x 1 |
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VMware vCenter Server™ x 1 |
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View Connection Server x 1 |
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View Connection Server x 1 |
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ドメインコントローラー x 1 |
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ドメインコントローラー x 1 |
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フルクローン用のデスクトッププールの作成 |
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仮想デスクトップ用にWindows® 7のマスタイメージを 1つ作成 |
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Windows® 7用の最適化設定値の適用 |
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フルクローンによる仮想デスクトップ5つを作成・登録 |
パートナー各社 (企業名 50音順)
アセンテック株式会社
ヴイエムウェア株式会社
オリックス・レンテック株式会社
兼松エレクトロニクス株式会社
新日鉄住金ソリューションズ株式会社
株式会社ビットアイル
パートナーからのエンドースメント(企業名 50音順)
アセンテック株式会社 代表取締役社長 佐藤 直浩 様
今回デル社が、アセンテックの提供する「Citrix GoToMyPC」と組合せ、「VDI Small Business Pack(VSBP)」を提供することとなりましたことを歓迎します。 VDI(仮想デスクトップ)は、その高いセキュリティ性や運用管理負担低減といったメリットに加え、昨今はBCP(事業継続計画)やBYOD(個人所有デバイスの業務利用)といった面も評価され、幅広く導入が進んでまいりました。しかしながら、初期コストや構築面での負担が大きく、中堅、中小企業、SOHOといった小規模ユーザに至るまでの導入まではなかなか広がることがありませんでした。
今回発表の「VDI Small Business Pack」は、デル社とアセンテックの豊富なVDIノウハウを集結し、非常にシンプルかつ低価格なVDIソリューション実現しました。ハードウェア類入手後、約1週間という短期間でサービスをスタートでき、幅広いニーズを満たすVDIソリューションが手軽に導入可能となっています。
アセンテックは、デル社および幅広いパートナー企業から「VDI Small Business Pack」が提供され、それにより、企業規模を問わず、ITインフラが変革され、ビジネスにイノベーションがもたらされることを期待しています。
オリックス・レンテック株式会社 執行役員 荒木 克彦 様
オリックス・レンテック㈱はデル㈱のVDIオールインワン・パッケージ・ソリューションの発表を歓迎いたします。
弊社は1998年以降、デルの日本における唯一のファイナンスパートナー(デル・ファイナンシャル・サービス/DFS)として提携、これまで15年にわたり国内のPC普及をはじめ、新規のIT市場開拓に努めてまいりました。
VDIオールインワン・パッケージ・ソリューションについて、弊社はお客さまがスムーズに導入できるよう、初期費用を抑えた月額課金型サービスプランをご提供する役割を担います。さらにユーザの皆さまのご要望にお応えできるようラインナップを拡充してまいります。
またVDIに欠かせない端末について、ノートPC、デスクトップPCだけでなく、タブレット端末を含めた幅広いデバイスのご提供が可能です。
今までVDIを検討しつつも、価格や長期に及ぶシステム構築時間などを理由に導入が進まなかった企業の皆さまに向けて、デル㈱及びパートナー各社と力を合わせ、広くお届けできることを期待しております。
兼松エレクトロニクス株式会社 常務取締役 菊川 泰宏 様
兼松エレクトロニクス株式会社(KEL)は、デルの新製品「Dell Active System BRS for VDI」の発表を歓迎いたします。本製品ラインアップをミッドマーケットのお客様向けVDIソリューションの中核と位置づけ、KELは益々高まるVDI導入へのご要求にお応えしてまいります。
本製品により、お客様は本格的なVDIをローコストでセキュア、かつ短期間に構築することが可能となります。「Dell Active System BRS for VDI」は今後需要が見込まれるタブレットPCや スマートデバイスのビジネス活用分野にも最適なソリューションであり、KELはデルと協調した本製品の販売活動を通じて新たな市場を開拓し、お客様に貢献できるものと確信しております。
新日鉄住金ソリューションズ株式会社
取締役 上席執行役員 ITインフラソリューション事業本部長
大城 卓 様
新日鉄住金ソリューションズ株式会社は、今回発表された「Dell Active System BRS for VDI」を歓迎いたします。
弊社は、デスクトップ仮想化ソリューションである「M3DaaS(エムキューブダース)@absonne」を展開しており、今後はさらにデル株式会社様との連携を促進し、お客様のワークスタイル革新に貢献していく所存であります。
株式会社ビットアイル 執行役員 営業本部長 吉元 敏 様
ビットアイルは、デル株式会社の「Dell Active System BRS for VDI」の発表を歓迎します。
ワークスタイルの変革、スマートデバイス対応、BYOD、セキュリティへの関心が高まる中、VDIの活用に注目が集まっています。
「Dell Active System BRS for VDI」は、中堅・中小企業向けに対してVDI導入のハードルを下げ、新たなVDI市場を創出するものと大変期待しています。
ビットアイルは、「Dell Active System BRS for VDI」により、サーバーサイドのみならず、クライアントサイドも含めたワンストップのプライベートクラウドソリューションを提供し、顧客企業のICT活用を支援して参ります。
*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。