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PowerStoreのiSCSIポート変更について
PowerStore 500TのiSCSI接続を使用してESXiで使用しています。
接続するネットワーク機器側が1000BASE-Tと10GBASE-SRとなっているため、導入時に10GBASE-T 4 PORT IOモジュールペアを追加して1000BASE-Tで接続しています。
最近、搭載するVM増により帯域が厳しくなってきており、既存の稼働しているVMに影響を与えずに帯域を増速したいと思っているのですが、以下の点について確認させていただけると幸いです。
(1)10GBE OPTICAL 4 PORT IOモジュールペアの増設について
モジュールの増設に関して、オンラインで実施可能でしょうか。
≒既存の1000BASE-Tは引き続き通信を行っている中で実施可能でしょうか。
(2)iSCSIに使用するネットワークポートの切り換えについて
1000BASE-Tから10GBASE-SRのポートに通信を切り替える場合、どのような操作が必要でしょうか。
また、切り替える際に既存のIPアドレス(検出・ターゲット)を引き継ぐことは可能でしょうか。
(3)(IPアドレスを引き継げる場合)以下の手順でのネットワークポート切り替えを想定していますが、他に良い手順があれば教えてください。
※稼働しているのはノードAになります。
1. 10GBE OPTICAL 4 PORT IOモジュールをノードBに増設
2. ノードBの10GBE OPTICAL 4 PORT IOモジュールとネットワーク機器を10GBASE-SRで接続
3. ノードBの10GBASE-T 4 PORT IOモジュールから1000BASE-Tで接続しているLANケーブルを抜線
4. 10GBE OPTICAL 4 PORT IOモジュールをノードAに増設
5. ノードAの10GBE OPTICAL 4 PORT IOモジュールとネットワーク機器を10GBASE-SRで接続
6. ノードAの10GBASE-T 4 PORT IOモジュールから1000BASE-Tで接続しているLANケーブルを抜線
Uehara Y.
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2024年9月2日 02:26
モジュールの増設時には一つずつノードをシャットダウンする必要があるので、プラグ&プレイ的なオンラインにはならず、常に1ノードが全てのIO処理をまかなうNon-disruptiveな処理になります(これをオンラインと呼ぶかは人によって定義が異なりそうな気がします)。
[参考]
SolVe OnlineのPowerStoreセクションからAdd New Hardware > Add new hardware for 500T > Add 4-port cards を選択して取得できる手順書の「Before you begin」セクションに以下記載があります。
Plan for possible downtime for your hosts. The reboots during this procedure are done one at a time, and the system will continue to service I/O. However, some hosts may take time to reestablish the connection after the nodes have been rebooted and returned to normal mode.
手順として確立されたものは見つけることが出来なかったのですが、既存のIPアドレス(検出・ターゲット)を引き継ぐことは可能だと思います。ただしダウンタイムは必ず発生してしまいます。
また、(3)の方法では抜線しても1000BASE-TのポートにiSCSIのターゲットとなったIPアドレスが残ってしまう(かつ10GBASE-SRで接続したポートにはIPアドレスがアサインされない)のでうまくいかないはずです。
実環境で試せたわけではないので、自分であればこう実施するであろうという方法を以下に記載します。
(もしも以下方法でネットワークポートの切り替えがうまくいった場合は、その結果を本コミュニティにフィードバックして頂けると幸いです)。
流れ的には、ボリュームとホストの関係はそのまま何もいじらず、アプライアンスがiSCSI用に既存で利用しているポート情報を削除し、新たに追加した10GBASE-SRのポート(付与するIPアドレスは以前と同じ)をマッピングするというものです。
[詳細な流れ]
iSCSI configuration on PowerStore managerを見ると、PowerStoreでは、iqnの紐づけを、ボリューム(もしくはボリュームグループ)にホストを紐づけることで行っていることがわかります。
この関係はフロントエンドポートが変更されたとしても変わらないので今回はそのままで大丈夫そうです。
その一方でiSCSIとして利用するネットワークに関しては、PowerStore Managerの右上にある歯車マークの「設定」をクリックした後に、左ペインから
ネットワーク > ネットワークIP > ストレージ タブ
を選択して出てくる画面で設定がなされています。
現状iSCSIをご利用されているということなので、当該画面上に利用しているネットワーク名(←これは作成時に任意につけた名前です)と共に利用しているIPアドレス情報を確認することができます。ここで今回付け替えを検討しているIPアドレスが付与されているネットワーク名を見つけた後、PowerStore Managerの上部メニューから
ハードウェア > (利用しているアプライアンス名をクリック) > ポート タブ
を選択し、先ほど確認したネットワーク名が「ストレージのマッピング済み」列に表示されているモジュール名を確認し、今回変更しようとしている1000BASE-Tのモジュールであることが確認できたら、それらモジュールのポートにティックを入れて、上部メニューの「その他のアクション」からマッピングの削除を選択して実行します。
上記の処理までを完了することにより、ネットワーク > ネットワークIP > ストレージ タブ に表示されている1000BASE-Tのモジュールの削除が出来るようになるはずなので、該当ネットワーク名をティックした後に上部メニューから「その他のアクション」を選択して「削除」をしてください。
次に同じ画面から上部メニューの「+作成」をクリックして、任意のネットワーク名を入力し、必要なIPアドレス情報(=削除前の1000BASE-Tが持っていた情報)を入力した後に[次へ]をクリックして頂くと、どこのポートにその情報をマッピングするのかを聞かれるので、そこで新たに追加した10GBASE-SRを選択することにより、ご要望の構成になると考えられます。
(スイッチ側のRouting Tableの書き換えがあるので、ホストからアクセスが可能となるまでには少し時間がかかると思います)
[FYI_1]
SmartFabric Storage Software Deployment GuideというドキュメントのCreate storage IP networksセクション
iSCSIではなくNVMe/TCPの設定ですが、作業的に同じ点がたくさんあるので参考になると思います。
[FYI_2]
アプライアンス内で複数ポートに同じIPアドレスを設定しようとしたらIPの重複がある旨のエラーが出て設定できませんでした。
そのために、同じIPアドレスを利用したい場合には、現状利用しているポートのIP情報を削除してから新しいポートの設定を開始する必要があります。
seki2023
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2024年9月2日 08:50
@Uehara Y. さん
ご回答ありがとうございます。
かしこまりました。
イメージとしてはNDUのハードウェア版という理解です。
こちらについて、IPアドレスを引き継がない場合でも、ダウンタイムは発生しますでしょうか。
当初はIPアドレスを引き継いだ方がESXi側の設定変更が不要となりメリットがあるように感じましたが、ダウンタイムが発生するのはリスクがあるため、ESXi側に手を入れてiSCSIのターゲットを切り替えることも検討しています。
[想定手順]
PowerStore Managerの右上にある歯車マークの「設定」をクリックした後に、左ペインから
ネットワーク > ネットワークIP > ストレージ タブ
を選択し、IPアドレスを追加する。
PowerStore Managerの上部メニューから
ハードウェア > (利用しているアプライアンス名をクリック) > ポート タブ
を選択し、「ストレージネットワークのマッピング」でIPアドレスを追加。
(以下ESXi側で)
iSCSIソフトウェアアダプターの静的検出で、今回追加した10GBASE-SRのIPアドレスをiSCSIサーバとして登録する。
同画面の既存の1000BASE-TのIPアドレスを削除iSCSIサーバから削除。
Uehara Y.
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2024年9月3日 01:26
IPアドレスを引き継がない場合でも、ESXi側のIPアドレス変更時にダウンタイムは発生するでしょう。
とはいえ、当初のIPアドレスを引き継ぐ場合に比べるとダウンタイムの時間はかなり短くなると考えられます。
また、ダウンタイムの短さに加え、想定通りの動きとならなかった場合にすぐに切り戻しが出来るという点でも、IPアドレスを引き継がない案の方が安全だと思います。
なお、[想定手順]でも構いませんが、IPアドレスを追加する際に動作するウィザードの最後でネットワークのマッピングも可能なので、IPアドレスの追加とマッピングの2つの手順に分けなくても大丈夫なはずです。
seki2023
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2024年9月3日 03:41
@Uehara Y. さん
ご回答ありがとうございます。
IPアドレスを引き継がない方針で進めたいと思います。
対応は9月末に実施予定ですので、結果はフィードバックさせていただきます。
seki2023
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2024年9月13日 00:25
@Uehara Y. さん
本件の実施ですが、少しスケジュールが変更になり、10月中旬の実施予定となりました。
長期に渡り未解決状態なのは心苦しいので、必要であれば解決としていただいても結構です。
また、度々申し訳ありませんが、準備を進めるにあたり、以下の点について、確認させていただけると幸いです。
(4)通信を処理するノードの切り替え方法について
通信しているノードの電源をオフにする際、事前に通信しているノードの切り換えは可能でしょうか。
電源をオフにする処理を実行した際に、もう片方の稼働中のノードに通信が引き継がれる認識ですが、明示的にどちらのノードで通信するかを指定する方法があれば教えていただけると助かります。
(5)ノードの停止・起動に要する時間について
ノードの停止・起動に掛かる時間がお分かりになるようでしたら、ご教示いただけないでしょうか。
作業当日のタイムスケジュールを作成する上で、参考になる情報が手元になく、構成によりある程度前後することは承知しておりますが、どの程度見積もっておけば適切か連携いただけると幸いです。
Uehara Y.
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2024年9月13日 02:31
NASサーバであればノードの切り替えは可能なのですが、今回はiSCSIなので不可能です。
(パス切り替えのトリガはESXi側のマルチパスソフトウェアが行うために、PowerSore側での管理はできないはずです)
停止には7,8分、起動にも7,8分かかるようなので、それぞれ余裕を見て10分ずつ見ておけば問題はないでしょう。
[参考]
Dell PowerStore Power Down and Reboot Procedures GuideのPower control procedure considerationsに以下記載あり。
Powering off a node, appliance, or cluster can take several minutes to complete.
How to Shut Down and Restart Your PowerStore T Model SystemというYoutube動画(の00:55秒付近)に以下記載があり
Shutting down and restarting a node can take several minutes to complete
(動画の02:20あたりから始まるRestarting a nodeセクションを見ると、restarting a node = ノードリブートであることがわかります)
seki2023
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2024年9月13日 06:08
@Uehara Y. さん
ご回答ありがとうございます。
パスの切り換えはPowerStore側ではなく、ESXi側となる旨、かしこまりました。
※多少のI/O遅延が発生する可能性があることは事前に周知したいと思います。
また、停止・起動時間に関してはご指摘のように10分ずつ見て手順を作成しようと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
seki2023
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2024年10月3日 03:29
@Uehara Y. さん
本件の作業を昨日実施して、無事にモジュールの追加が出来ました。
一方で、ストレージネットワークの設定が出来ておらず、2点教えていただけますでしょうか。
(7) ネットワークのマッピング条件について
先日の手順において、
を実施しようとしたところ、追加したモジュール(BaseEnclosure-NodeA-IoModule0)においてはボタンがグレイアウトしており、4つのポートのいずれも同じ状況でした。
既に運用当初から搭載しているモジュール(BaseEnclosure-NodeA-IoModule1)ではボタンがアクティブとなり、4つもポートのいずれも設定できるように見受けられます。
IOモジュールを跨いでのストレージのマッピングはできないなどの条件がありましたら教えていただけると幸いです。
(8) 別のストレージネットワークの作成について
(7)で「ストレージネットワークのマッピング」が出来なかったことから新しいストレージネットワークを作成することを試しましたが、同一サブネットでは作成できなかったことから、別のサブネットでの作成を検討しています。
ストレージネットワークを別のサブネットで作成することに関して、懸念事項などがあれば教えていただけると助かります。
※ストレージ側というよりはESXi側で既存のサブネットとは別のサブネットのIPアドレスとして見えることが構成的に問題ないかを気にしています。
Uehara Y.
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2024年10月3日 07:54
手順通りにポート追加が出来ているのにノードモジュール名(Node-Module-Name)列のポート選択(ティック)時に[ストレージネットワークのマッピング]ボタンがグレイアウトしているのはおかしいですね。。
ラボマシンを2台ほど確認してみましたが、同様の状態になっているものは、サービスポートやマネージメントポート用のインタフェースで、ストレージのマッピング済み(Mapped for Storage)列にマークが入っているもの以外には存在していませんでした。
SolVE On-lineの手順を見ると、最後にsvc_commit_slicコマンドを利用して追加した4-portカードをActivateする「Activate the 4-port cards」というセクションがあったのでが、この処理がまだ行われていない、もしくは何かアラートがログされたりしてはいないでしょうか。
1台のESXiから複数のサブネットを利用してPowerStoreに対してiSCSIアクセスを行うというケースは多々あるので特に問題はないです。
ESXi上の仮想マシンごとに異なるサブネットを使っている場合があるでしょうし、そもそもマルチパス設定をした際にはそれぞれのパスを別のサブネットに入れるのがベストプラクティスだった気がします。