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2024年6月25日 05:38

PowerStoreとToRスイッチの構成について

PowerStorex200Tの導入を検討しており、FC接続以外に、NASとしても使用するため、ToRスイッチを導入予定ですが、PowerStoreとToRスイッチ間の帯域として、10Gbpsは必須でしょうか?
PowerStore側は10Gbpsのインターフェースでも1Gbpsとして使用できる認識です。
NASとしては1Gbpsで性能的には問題ないので、10Gbpsの帯域が必須かどうか教えてください。

必須の場合は、その理由も教えてください。
必須でない場合は、1Gbpsで帯域を用意する注意点も教えていただけると助かります。

Community Manager

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2024年6月26日 00:48

PowerStoreとToRスイッチ間の帯域として、10Gbpsは必須でしょうか?

はい。必須です。
(RPQの申請が通った場合は例外です)

 

KB000185020-PowerStore: Initial Configuration Wizard (ICW) fails if the network ports do not satisfy the required minimum speedsというナレッジベース(の特に「パートナー様向けメモ」という閲覧制限がかかっているセクション)に説明があるのですが、PowerStoreのOE 2.0.1未満ではToRとのリンク速度が10G未満であると構築時のウィザード(Initial Configuration Wizard: ICW)が失敗してクラスター作成ができないという制限をかけていました。これはToRとの接続に1Gを利用することをサポートしていないこと、およびToRスイッチは必須であるという認識に基づき入っていた制限です。

 

ただし、その後FC-onlyの接続などToRがなくともサポートされる構成が出てきたことから、構築時のウィザード(ICW)によるクラスター構築をPowerStoreがサポートしているToRスイッチがない環境でも実現可能とするために、OE 2.0.1からサポートマトリクスに掲載されていない(サポート外の)1Gbのリンク速度を持つスイッチ(※)につなげてクラスター構成をすることも可能(ICWを実行した際にWarningは出るが、そのままウィザードを先に進めるようにすることが可能)となる機能が入ったということです。

 

その結果、ToRとの接続を1Gbとして構築が可能であり、その後も1Gbの接続形態のまま利用を続けることができますが、これはサポート対象外の利用方法となります。前述のKBにも「We must emphasize that this will remain an unsupported configuration.」というセリフが太文字+下線というかなり強調された形で書かれています。
(これは諸事情によって動いてしまうようにしているが、サポートされている構成ではないということを伝えたいということです)

 

そのために、回答は「必須です。」ということになります。
もしもどうしても1Gbでの継続利用が必要な場合にはRPQの申請をお勧めします。

 

(※)
PowerStoreのSimple Support Matrixを見るとサポートされているToRスイッチの記載があります。これらはすべて10Gbpsの接続が可能となっているはずです。
(といいつつ、結構読み取りにくいので、PowerStoreのSimple Support Matrixについてという過去のスレッドも参考にしてみてください)

 

 

必須の場合は、その理由も教えてください。

前述のKBではパフォーマンスに影響があるためという書き方がされています。

 

これはPowerStoreとToR間の通信にはNASのトラフィックに加え、(今回は対象外ですが)iSCSIのトラフィックや、Replication関連のトラフィック、スケールアウトした際の他のアプライアンスとのトラフィックなど複数のトラフィックが含まれるためと考えられます。

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