PowerScaleでの論理サイズについて

確認するとGUI上では論理サイズが配置したサイズに近しい値ですが、
この論理サイズが実際にお客様等が利用しているサイズという事になりますでしょうか。

はい。その通りです。

PowerScaleの重鎮が書いたBlog：OneFS Data Reduction and Efficiency Reportingを確認したところ、GUIにLogical usageとして表示される値はApplication Logicalの容量（←これがiRyuさんが欲している情報です）、Pysical usageとして表示される値はFilesystem Physical(= protected physical)容量であることがわかりました。

この論理サイズの確認はコマンドラインだとどこから確認できるのかご教示ください。

isi statistics data-reductionコマンドの実行で確認可能です。
（出力結果の最初の行であるLogical DataのCluster Data Redution列の値（右側の値）です）

Powerscaleのログからだとどこから確認できるのか分からずご教示ください。

Diagnosticsのログを展開した際に、一番上の階層にあるlocalディレクトリ内のisi_statistics_data_reductionという名前のファイルをテキストエディタ等で開くことにより確認可能です。

手持ちの検証環境では9.8ですので、頂いたように確認できました。これは参考となりましたが、

お客様から頂いたデータは8.2という事が原因でしょうか。そのファイル自体がありませんでした。。他に何かあれば・・・
また、保護ポリシーが以下の場合、Usedサイズから何か計算できるような参考値的ものがありますでしょうか。
Protection Policy: +2d:1n

iRyuさん

手元に8.xがないので実機確認はできないのですが、Unstructured Data Quick Tips - OneFS Protection Overheadに記載のある以下プロテクションオーバーヘッドの情報（の+2d:1n列）を利用して想定するという案はどうでしょうか。

このプロテクションオーバーヘッドの数字は、2016年11月に作成されたIsilon まるわかりシリーズ データ保護 OneFS 8.0.0準拠版のスライド10～12の値と一致するのでOneFS 8.2でも利用できるはずです。

ありがとうございます。
想定という事で検討させていただきます。

念のためですが、例えば、今回の検証で、3台の+2d:1nであれば、
以下の結果値からみて、”Used:             18.6G”に対して、大凡 x0.8の　14.8GBぐらいが実際に利用している想定サイズという解釈とするという事で宜しいでしょうか。（あくまでも想定)

PowerScale-3# isi status
Cluster Name: PowerScale
Cluster Health:     [ ATTN]
Data Reduction:     1.00 : 1
Storage Efficiency: 0.64 : 1
Cluster Storage:  HDD                 SSD Storage
Size:             168.1G (234.9G Raw) 0 (0 Raw)
VHS Size:         66.8G
Used:             18.6G (11%)         0 (n/a)
Avail:            149.5G (89%)        0 (n/a)