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2020年8月6日 19:00

PCR/PCMが有効なDDのアップグレード手順(000533373)

プライマリ製品:Data Domain

製品:Data Domain

バージョン:14

記事タイプ:不具合修正

対象読者:レベル30 = お客様

最終発行日:2019年11月20日水曜日09:25:08(GMT)

 

サマリー:

PCR(物理容量レポート)は、DDOS 5.7以降で提供されている機能ですが、 一部のバージョンには欠陥があり(以降のリリースで修正されました)、一部のDDOSアップグレード シナリオではサポートによる手動の操作が必要な場合があります

 

問題:

DDOS 5.7リリースでは、PCR/PCM(物理容量レポート/測定)が導入されました。これは、チャージバックやその他のビジネス シナリオにおいて、FS内のデータによって使用される実際のディスク容量(post-comp)の量を信頼性が高く再現可能な方法で概算する方法です。

この機能の詳細については、次のFAQ(よくある質問)ドキュメントを参照してください。

Data Domain Operating System (DDOS) physical capacity measurement/reporting (PCM/PCR) 


PCRレポートを生成するために、DataDomainファイル システム(DDFS)ディレクトリー マネージャ(DM)は、システムにPCR Btreeを作成します。 

DELL EMC Data Domainエンジニアリングは、システムでPCRジョブが開始されたときに、DM PCR Btreeページが破損し、DDFSがパニック状態になる可能性があるコードの欠陥を特定しました。しかし、破損したPCR Btreeページが存在する場合でも、FSの問題が発生することなくPCRジョブが数度にわたって完了まで実行されることがありますが、またあるときにはFSがクラッシュすることもあります。

この欠陥は、すべてのDDOS 5.7~6.2リリースにありましたが、以降の一部のDDOSバージョン(下記)では修正されています。そのため、破損したPCR Btreeページがまだシステムになければ、PCRを実行しても、FSがパニック状態になるおそれはありません。

このような破損したページがある(FSがパニック状態になる可能性がある)かどうかを事前に知ることはできないため、修正されたリリースにアップグレードする際には、以下に説明する手順に従う必要があります。この手順に従うと、修正されたリリース(破損したPCR Btreeページを作成しない)では、以前に作成された破損したPCR BtreeページによってFSがパニック状態になることはありません。この作業ではDD FSを停止する必要があるため、ダウンタイムを事前に計画する必要があります。必要なダウンタイムは一概に見積もることはできませんが、2時間あればタスクを完了するのに十分でしょう。

注:現在とターゲットのDDOSリリースやその他の要因に応じて、この作業は修正されたDDOSリリースにアップグレードする直前か、または新しいリリースへのアップグレードを完了した直後ですべてのPCRジョブの実行をスケジュールする前に実行します。目標は、破損したPCR Btreeページでクラッシュする可能性を回避するため、どのような場合でも、前のリリースから既存のPCR Btreeが持ち越されないようにして、修正されたDDOSを実行することです。




 

 

解決方法:

PCR Btreeページの破損を引き起こす欠陥は、次のリリースのDDOSのコードで修正されました。DDOS 5.7.xは既に販売が終了しているため、DDOS 5.7.xバージョンの修正はありません。

·         DDOS 6.0ファミリーのDDOS 6.0.2.50以降のリリースでは、この欠陥が修正されています。

·         DDOS 6.1ファミリーの6.1.2.40以降のリリースでは、この欠陥が修正されています(:DDOS 6.1.2.40は、これとは無関係の欠陥があるためDD3300では使用しないでください)。

·         DDOS 6.2ファミリーのDDOS 6.2.0.20以降のリリースでは、この欠陥が修正されています。


お客様が過去にPCRを使用していて、上記のいずれかの修正されたリリースへのアップグレードを希望している場合、DDOSのアップグレード後にシステムに破損したPCR Btreeページが存在しないようにするために、サポートが手動の手順を実施する必要があります(アップグレード直前または直後のいずれか)。この推奨事項に従わないと、修正されたDDOSを実行しているお客様のDDでも、既存のPCR Btreeページが破損していることによって同じようにクラッシュが起こるおそれがあります。

PCRを使用したことがないお客様、またはコードが修正されていないDDOSリリースにアップグレードしようとしているお客様は、上記の手順を実行する必要はありません。

疑問がある場合、またはこのようなアップグレードを計画しており、そのプロセスのサポートが必要な場合は、契約しているサポート プロバイダーに連絡して、このKB記事を参照してください。

 

 

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