AppSync：Oracleリカバリーが、開始パラメーターSGA_TARGETの値により失敗する（000531038）

バージョン：2

記事タイプ：不具合修正

対象読者：レベル30 = お客様

最終発行日：2019年3月14日木曜日12:24:13（GMT）

サマリー：

AppSync：Oracleリカバリーが開始パラメーターSGA_TARGETの値により失敗する

SGA_TARGET

問題：

Oracleリカバリ―がSGA_TARGETの下で指定された値を超えることが原因で失敗する
 
エージェント ログから：
 

2019-02-01 18:51:57.613 acp.py[115]:main() Command: startupMountDb
2019-02-01 18:51:58.699 oracle.py[4050]:_execSql() SQLresult: SQL> SQL> ORA-01078: failure in processing system parameters
2019-02-01 18:51:58.700 oracle.py[4050]:_execSql() SQLresult: ORA-00821: Specified value of sga_target 40960M is too small, needs to be at least 82432M
2019-02-01 18:51:58.700 oracle.py[4050]:_execSql() SQLresult: Disconnected

原因：

ここで、ユーザーはSGA_TARGETを40GBと指定しましたが、SGA_TARGETを構成するその他の値をSGA_TARGETに収まるようにする必要があります。また、SGA_TARGETの削減に合わせてそれらの値が削減されていません。
 
これらの変数の合算が、SGA_TARGET内に収まる必要があります。
 

Buffer cache (DB_CACHE_SIZE)
Shared pool (SHARED_POOL_SIZE)
Large pool (LARGE_POOL_SIZE)
Java pool (JAVA_POOL_SIZE)
Streams pool (STREAMS_POOL_SIZE)

 
上記が［Source］に設定されている場合は、SGA_TARGETと共に削減する必要がある可能性もあります。
以下は、このリンクの情報に基づいています。 https://docs.oracle.com/cd/B19306_01/server.102/b14237/initparams193.htm#REFRN10256


 

解決方法：

この変数をゼロに設定すると、Oracleにより自動的にサイズがSGA_TARGETに収まるように設定されます。
これらの追加の変数に対してAppSyncでオーバーライドを設定すると、問題が解決されます。 

large_pool_size=0
shared_pool_size=0
java_pool_size=0
db_cache_size=0

変数の合算値がSGA_TARGETに収まるように適切な値に設定することでも解決できます。

プライマリー製品：

AppSync

製品：

AppSync、AppSync 3.8、AppSync 3.7