OS10 Powerswitch(S4148T-ON) MTU値について

一般的にEthernetLANではEthernetフレームが最大1518byteのためMTU1518が最大設定になると思っておりますが、 1532は上記EthernetLANとは異なる考えに基づく値になりますでしょうか？

EthernetのPayload部分が1500byteである場合、Ethernetフレームとして必ず必要となるのはEthernetヘッダーの14byte（送信元MACアドレス6byte、送信先MACアドレス6byte、フレームタイプ2byte）と、誤り検出符号のFrame Check Sequence（FCS）の 4byteを足した1518byteです。

これはEthernetフレームの最大設定ということではなく、例えばVLANタグを利用する場合にはさらに4byte分利用できる範囲を増やしておく必要があります。

OS10ではVLANタグを利用できるので（Payloadを1500byteとした場合に）1522byte分以上のフレームを扱えるようになっています。とはいえ実際の設定値である1532までの残りの10byteに関しては何用に確保されているのかはどうも公開されていないようです（自分がアクセス出来る社内情報などを見てもどこにも情報は見つけられませんでした）。

何にしても最終的にEthernetフレームで届いたデータを処理する際には、今回の例でいうと1500byteのPayloadデータだけが参照されるというEthernetの動作に変わりはありません。