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740xdのvSAN構成にてVDI環境を構築する際、ポートグループのNICチーミング ロードバランシング方式について
ご担当者様
740xdのvSAN構成にてVDI環境を構築する際、ポートグループのNICチーミング ロードバランシング方式について、
vSAN_Design_Sizing_Guide(6.6)を確認すると以下の様な記載がありました。
No. |
チーミング アルゴリズム |
アダプタのフェイルオーバー構成 |
① |
発信元の仮想ポートに基づいたルート |
アクティブ/スタンバイ |
② |
物理NIC 負荷に基づいたルート |
アクティブ/アクティブ |
別の設計の参考にしていたサイト(vSANではないHCI構成)にはVDI基盤としては、
物理NIC 負荷に基づいたルート でのバランシングの方がネットワークトラフィックとしては安定する
との記載がありました。
vSANとしての推奨かVDI基盤としての推奨かで正直決めかねている状況です。
過去に構築経験のある皆様方は、どちらの方式での構築経験が多いのでしょうか?
現在、構築を行うとすればどちらを選択されますか?
ご意見頂戴出来れば幸いです。
DELL-Naoyuki K
4 Operator
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2022年1月16日 23:00
ポートグループ毎にチーミング・ロードバランシング方式を設定できますので、それぞれの通信ごとにポートグループを作成して、それぞれの推奨事項を採用してはいかがでしょうか。
なお、Dell が製造・販売している HCI 製品である VxRail では、vSAN 用ポートグループについては、デフォルトで、「発信元の仮想ポートに基づいたルート」となっています。
VxRail 上で VDI をご利用いただいているお客様もいらっしゃいますが、多くの場合はこのデフォルト設定で利用されている印象です。
さらにVxRailでは、標準でNIOCを併用し、vSAN IO の優先度を高くしているほか、4ポート以上で構成した場合は User VM や管理VMが利用する NIC とは別のNICを利用するように Active/Standbyが決められています。
kwmt
4 Operator
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2022年1月17日 00:00
私も kaneda さんのコメントと同じく、vSAN ネットワーク設定としてベストとして説明しているのは「発信元の仮想ポートに基づいたルート」に基づいて「明示的なフェイルオーバー構成(アクティブ・スタンバイ)」にしています。
※ ちなみに明示的なフェイルオーバー構成の場合はチーミング アルゴリズムはどちらを選んでも通信自体は変わりません。
この設定の一番のメリットは、通常時 vSAN ネットワークや vMotion が片方のスイッチ L2 折り返しで通信され、スイッチ間のリンクがボトルネックになるリスクを排除する事が出来、ToR 配下のサーバー間の通信が通常時・トラブル時ともに分かり易くなる事です。
併せて、vDS の NIOS で適切なシェア値を設定する事でスイッチ障害、片系 NW 断時にも適切な帯域を確保する事が可能です。
Uplink 2Port 構成の時は上記の様なデザインになりますが、
4 Port 以上でその他の管理ネットワークや VM のネットワークを分ける場合はそれぞれのポートグループで適宜 NIOC のバランスを調整します。
特に VM 側でチャネルを組みたいなどのパターンもあるのでその際は適宜それぞれの用途に合わせた設定を行ってください。
ご参考まで