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2021年8月21日 07:00

Windowsリモートデスクトップ接続時にNVIDIA GeForceを有効にする方法について

コミュニティの皆さん

こんにちは。Alienwareの一ファンです。
私はDell Alienware m15 R3のユーザーなのですが表題の件で困っています。
もし対応方法をご存知の方がいらっしゃいましたらご教授いただけませんでしょうか。

 

事象

事情があり、Macからリモートデスクトップ接続でAlienwareを使っています。

Autodesk Maya (v2018.7 Update) を使うことがしばしばあるのですが、
MacからWindowsにリモートデスクトップ接続をして、そこでMayaを立ち上げると
Mayaがスプラッシュスクリーンを出して起動処理を走らせている際に必ずクラッシュします。
一方、リモートデスクトップ接続ではなく、ノートPC本体の画面とキーボードを使って
Windowsに通常のログインをすると支障なくMayaが起動でき快適に動作します。
(ここではMayaを例に挙げていますが、DirectXやOpenGLなどを強く活用するアプリケーションを想像していただければと思います)

そこで通常のWindowsログインとリモートデスクトップ接続でのログインで差異がないか確認するためDirectX診断ツール (Win + R の後にdxdiag と入力) を開いたところ以下の通りでした。

DirectX診断ツールの結果

  • 通常のログイン (ノートPC本体の画面とキーボードを使ってWindowsにログインする)
    • Display 1: Intel(R) UHD Graphics (添付ファイルfigure_01.pngを参照)
    • Display 2: NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design (添付ファイルfigure_02.pngを参照)
  • リモートデスクトップ接続でのログイン
    • Display 1: Microsoft Remote Display Adapter (添付ファイルfigure_03.pngを参照)
    • Display 2: Intel(R) UHD Graphics (添付ファイルfigure_04.pngを参照)

以上のようにリモートデスクトップ接続時はNVIDIA GeForceがDirectXの診断ツールに挙がっていないことがわかります。

 

質問事項

もし、リモートデスクトップ接続時にNVIDIA GeForceを有効にする方法を
ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示いただけませんでしょうか。

リモートデスクトップ接続時でDirectX診断ツールの結果が以下になるのが当方の理想です。

  • Display 1: Microsoft Remote Display Adapter
  • Display 2: NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design

なお、DirectX診断ツールで状況の差異を確認いたしましたが、
この方法が間違っている可能性も捨てきれず、他の確認方法がありましたらご教示いただけますでしょうか。

 

マシン環境

参考までに私のマシンの環境を記します。

リモートデスクトップ (ホスト側)

Machine Dell Alienware m15 R3
OS Windows 10 Pro (Version 21H1)
GPU (Integrated) Intel(R) UHD Graphics
GPU (Discrete) NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design
NVIDIA GeForce Driver Version 471.35


リモートデスクトップ (クライアント側)

Machine MacBook Pro (15-inch, 2018)
OS macOS Big Sur (Version 11.5.2)
GPU (Integrated) Intel(R) UHD Graphics
GPU (Discrete) Radeon Pro 560X
Remote Desktop Client Microsoft Remote Desktop (Version 10.6.7)

 

回避方法

参考までに私のが把握している回避方法を記します。
リモートデスクトップ接続時にNVIDIA GeForceを認識できていない状況下では
アプリケーション (例: Maya) を予めIntel UHD Graphicsで動作するように設定しておく必要があるようです。

もちろん、使用するアプリケーションによってはIntel UHD Graphicsでは十分に機能を発揮できない可能性がございますので、この方法は暫定的でかつ一時凌ぎにしかなりません。

  1. 「スタートメニュー」を開く
  2. 「設定」を開く
  3. 「システム」を開く
  4. 「ディスプレイ」を開く
  5. 「グラフィックの設定」を開く
  6. 「追加」ボタン押下でアプリケーションを選択する
    • 私の場合はここでMaya 2018の実行ファイル C:\Program Files\Autodesk\Maya2018\bin\maya.exe を選びます
  7. 「オプション」ボタンを押下する
  8. 省電力を選ぶ
    • 省電力の選択でアプリケーションがIntel UHD Graphicsを利用することになります
    • ここで高パフォーマンスでアプリケーションにNVIDIA GeForceを利用するようにしても、私のケースでは解消されませんでした。

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