新しい会話を開始

未解決

2 Intern

 • 

127 メッセージ

1126

2020年4月21日 17:00

[UnityVSA] HA(Dual-SP)を構築、検証してみた!(2)

皆様こんにちは。ネットワールドのストレージ担当です。

 

前回の記事ではUnityVSA HAのデプロイと初期設定ウィザードまでが完了しました。

今回はTBNを構築してUnityへ登録していきたいと思います。構築完了まではもう少しの辛抱です!では、再度「UnityVSA HA Deployment Utility」を起動します。

 

1.png

 

 

 

デプロイメントユーティリティを起動します。オンプレミスの検証環境にデプロイするため一番上のオンプレミス環境へのデプロイを選択します。

 2.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回はTBNなしでUnityVSA HAのみをインストールしたので、TBNだけのインストールの場合は、一番下の選択肢をクリックします。

 

3.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インストール対象の管理vCenterのクレデンシャルを入力します。

 

4.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

既にデプロイ済みのUnityVSA HA(SPA、SPB)を自動検出してくれますのでチェックを付けて「Next」をクリックします。

 

5.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TBNのOVAファイルをローカルPCより選択し、デプロイするデータストアを選択します。

6.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サマリーを確認して問題なければこのまま「Deploy」をクリックします。

 

7.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デプロイ自体はあっという間に完了しました。

8.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題なくデプロイが完了し、TBNが起動していることが確認できるかと思います。

一つ疑問点として、ウィザードではHB0、HB1のIPアドレスは指定しているのですがTBNの管理IPアドレスを振っていません。実際のTBNのコンソールに接続してもIPv4アドレスは振られていませんでした。TBN自体は特に管理する必要性はないということでしょうか?TBNのrootパスワードがわからなず手動でIPアドレスを設定できなかったので、このまま進めます。

 

9.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いては、TBNをUnityVSA HAへ登録していきます。Unisphereへ接続して右上のギアアイコンをクリックします。

 

10.png

 

 

 

 

 

 

 

「Management」→「Tie Breaker Node」という項目がありますので、「Enable TBN」にチェックをします。するとTBNの自動検出でUUIDが表示されるので、選択して「Apply」をクリックします。

 

11.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

StatusがOKとなりTBNがUnityVSA HAに登録されたことが確認できます。簡単ですね!

 

12.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これだけでセットアップが完了しました!これで普通に利用することができそうです。

 

構築が完了しましたが、まだPoolに追加するデータは作成していませんので、追加していきたいと思います。

「UnityVSA HA Deployment Utility」でも追加できるはずなのですが、ユーティリティの5.0.1というバージョンでは「Disk Management Utility」のウィザードが進まなく実行できなかったため、今回はvSphereのWeb Clientからユーザー用の共有ディスクを追加していきたいと思います。

 

13.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

vSphere Web Clientの画面よりSPAの「設定の編集」をクリックします。

 

14.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新規デバイスを追加」をクリックしてハードディスクを作成します。作成先は本検証では共有ストレージに指定した「TOKYO-DS01」です。

UnityVSAが認識できる最小サイズが10GBなので、今回は10GBで新規ハードディスクを作成します。

 

15.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次にSPBの設定の編集をクリックして、「既存のハードディスク」を追加していきます。

16.png

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほどSPAのVSAで作成したVMDKファイルを選択して「OK」をクリックします。これでSPA、SPB両方からディスクを共有することができます。

※片方のSPからしかディスクを認識できない場合、デグレート状態としてUnisphereから警告が表示されます

17.png

 

 

 

 

 

 

 

18.png

 

 

 

 

 

 

 

共有ディスクを追加したので、さっそくUnisphereからディスクを追加していきます!

 

19.png

 

 

 

 

 

 

同様の手順で10GBのVMDKファイルを2つ作成しました(もう一つの作成過程は割愛)、Poolに認識されたディスクとして2つの10GBディスクが確認できます。

VMDKを配置しているデータストアは自由に選択可能なのですが、今回はAll Flash構成なので「Extreme Performance階層」でPoolを作成していきます。

※UnityVSAではPool容量が約30GB以上はないとファイルシステム(オーバーヘッド分)が作成できないため、この後にいくつかディスク追加しています

20.png

 

これで共有ディスク上のVMDKファイルから「Pool0」を作成することができました。

 

21.png

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、NASサーバーを作成する場合も、通常シングルSP構成のUnityVSAではSPAしか選択できませんが、HA構成ではSPA、SPBを選択できるようになります!

22.png

 

 

 

 

もちろん、SPAを再起動しNASのFailoverが発生してもCIFSサービスへのアクセスは可能です。

 

23.png

 

 

 

 

 

 

 

 

動作上は普通の物理筐体のUnityとほとんど大差がありませんね。

意外とお手軽スイーツ気分ですぐに作れる「UnityVSA HA」是非あなたも一緒にいかがでしょうか!

 

次回も新たなネタでお会いしましょう! 

 

Networld Techのブログ一覧はこちら!​

https://www.dell.com/community/ストレージ-Wiki/tkb-p/storage-wiki-jp/label-name/EvalReport​

レスポンスがありません。
イベントは見つかりませんでした!

Top